アラフィフしか勝たん『クイーンメーカー』感想
こんにちは、じゅんぷうです。
アラフィフです。
韓国ドラマ『クイーンメーカー』全11話
スピード感を損ねたくなくて
またまた一気見してしまいました。
キム・ヒエ&ムン・ソリという
2大オンニの時点で
期待値マンマン!
(韓国人YouTuberジェホくんのかわいい言い方、マンマンです☺)
ソウル市長選をめぐって
イメージと情報戦略で大衆心理をものにする、
政治バトルがかなり現代的に
テンポよく描かれているドラマでした。
キム・ヒエ演じるファン・ドヒは
身を捧げてきた財閥グループの飼い犬を辞め
敵だった人権派弁護士の
オ・ギョンスク(演ムン・ソリ)を
ソウル市長にすべく
財閥グループと戦い始めるというストーリー。
『夫婦の世界』がそうだったように
キム・ヒエの鬼気迫る表情管理と
華麗なスタイリングで魅せる
キム・ヒエ劇場いや激情なのか?
視聴前のそんなささやかな想像は
鼻で笑われるような、
最高のバランスのキャスティング!
ドヒは財閥一族の悪事のもみ消しのプロ。
ですが部下のある事件をきっかけに離反。
利権を独占するため娘婿のペク・ジェミンを
ソウル市長にしようとする会長に歯向かい、
敵だったオ弁護士とタッグを組みます。
ただでさえ大衆受けするオ弁護士の陣営に
誰よりも有能な戦略家だった
ドヒがいると知った会長は
〈勝たせ屋〉カール・ユンを
婿ペク・ジェミンの選挙参謀に投入。
選挙バトルは大衆心理操作の仁義なき戦い。
結果は想像できるんだけど
プロセスと展開が思った以上に面白く
同じシーソーゲームの展開でも
『夫婦の世界』のようなモヤモヤは
残らない作品でした。
悪が徹底的に悪なのと、オ弁護士の
ブレない「正義」のおかげですね。
ドヒとオ弁護士がタッグを組んで
チームができていく様子、
オ弁護士が選挙モードのルックスに
仕上げられていく様子、
選挙というサバイバルの中での
女ふたりの絆は同世代としても
ワクワクする描写でした。
ドヒとオ弁護士がロングコートで
並んで歩いてるのなんてトッケビと死神。
このカッコいいのが
アラフィフ女ふたりなんだから!
オ弁護士は何度もダメージをくらって
そのたび回復します。
ムン・ソリだったからこそ
〈正義のサイ〉オ弁護士の強さと健全さが
ドヒの狡猾なまでの強さと
並び立つものになったと思う。
ムン・ソリしか
キム・ヒエのドヒと並ぶ
オ・ギョンスクはいない。
このふたりを追い込むカール・ユンは
毎度財界や政界の大物役でおなじみ
イ・ギョンヨンさん。『夫婦の世界』でも
キム・ヒエと戦ってましたが
なんと今回、髭生やしてきました。
いつも貫禄たっぷりですが
髭でも生やさんと、このオンニたちには
対抗できないかも、わかるわ。
カール・ユンを投入した
ウンソングループの会長で女帝、
ドヒの元〈飼い主〉はソ・イスク。
この方もオーラ凄いですが
『夫婦の世界』では
キム・ヒエの患者だった彼女も
ガラッと奥様感は消して
何というか男優オーラ出してます。
キャスティングは本当に全員が
ハマるべき人物にハマっていた印象。
ただやっぱり、財閥の悪が悪すぎて
庶民たちを「バカで草」みたいに扱うのが
いい加減どうなのかな、という感じも。
ペク・ジェミンも哀れなクズではあったけど
でも作品全体を通して『夫婦の世界』のような
毒気は少なかったし疲労感もなし!
というのもドヒ自身の大きなカタルシスが
見る側に共鳴をもたらしてくれたのだと
思います。やっぱりオンニたちは強し!
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