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鼻血が出るほど愛してる

 人生で鼻血は一度だけ、じゅんぷうです。

 韓国ドラマを見ていると、しばしば鼻血の場面に遭遇します。日本だと、ケンカのシーンや『毎度おさわがせします』的な下ネタですよという演出、あるいは重病フラグといった感覚ですが、韓国ドラマでは乱闘して鼻血なんて物理的にあたりまえで、がんばりすぎて鼻血、興奮して鼻血、疲れて鼻血、ときめいて鼻血…つまり。韓国人の鼻血は限界突破の鼻血

 鼻血が出るほど勉強する

 鼻血が出るほど仕事をする

 と実際によく言うようです。ドラマでは「コピコピ!」「コピガ!」というセリフがよく耳に入ってきます。

 韓国語で鼻血は코피(コピ)(「血」は「피(ピ)」)

 ちなみにコーヒーは커피(コピ)。カタカナで書くとどっちもコピですが、鼻血のほうはおちょぼ口の「コ」、コーヒーはaoの発音の「コ」なんですね。

 わたしは「血」のつく慣用句がそもそも好きで普段もわりとよく使うのですが、

血が騒ぐ

血は争えない

血で血を洗う

血は水よりも濃い

血も涙もない

血祭りにあげる

 こうして見ると、日本の「血」がつく慣用句ってなかなか韓国ドラマチックだなという発見をした今日です。

※ヘッダー画像は『サイコだけど大丈夫』コ・ムニョン先生とサンテオッパの尊い乱闘鼻血シーン。

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