公開25周年の『タイタニック』を初めて見た話
みんなー!
『タイタニック』見たー?
わたしはきのう初めて見たよー!!
おはようございます、じゅんぷうです。
1997年。
名画座とミニシアター通いに忙しかったわたしは
・日本中が泣く勢いで
・日本中が船首でのアレやる勢いの
・ラブストーリーで
・めっちゃ長いらしい
日本でも当時1年もロングランだった
大ヒット作『タイタニック』を
華麗にスルーしたまま生きてきました。
ロミジュリは勧められて見たけど
ディカプリオにとくに思い入れもなく
金曜ロードショーとかでチャンスはあったけど
2週にわたってお届けされるのかと思うと
「見たい」までの気持ちには
なかなかなりませんでした。
が、何となく、25年たった今なら
あのころのディカプリオを愛でられる、
そんな気がして
『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』
どうせ見るならスクリーンで!
2週間の期間限定上映を見に行ってきました。
まず、率直な心の叫びをひとこと
「ジャーーーーーッッック!!!!!」
もうレオ演じるジャックに終始釘付けです。
ディカプリオからレオに呼び方変わるほど。
公開されてからの25年、わたしの周りには
これほどのレオの魅力を布教する人が
誰もいなかったんかと愕然。
おいおいみんなどういうこと?
隠してた?
レオを知らずにわたしは25年過ごしてきたの。
とにかくこれだけのヒット作だし
タイタニック号の沈没そのものは史実なので
オチはわかってるじゃないですか。
氷山にぶつかって浸水して沈没しちゃうんですよ。
2200人ぐらい乗ってるうちの約1500人もが
命を落とすんですよ。
その前提ですから、悲恋しかないって、
見てなくても25年前から承知の上。
当時から、キャメロンだから
パニックアクションを期待してたのに
ラブストーリーでがっかりした、という声も
ありました。
ラブストーリーではあるけど、
1912年の西洋社会の階級であったり
(それがそのまま船内での階級差)
人種であったり男女であったりの
人々の背景の対比も細かく描かれているし
ジャックと恋に落ちるローズは
破産寸前の名家の娘で
美術への慧眼や教養も知識もあるのに
家のために成金に嫁ぐ、
女である呪縛でがんじがらめ。
そんなローズの解放の物語だったのですね。
かたや新天地ニューヨークを目指し
賭けポーカーに勝って
タイタニックの乗船チケットを
〈運よく〉手にしたジャック。
まだローズと出会う前、
タイタニックが出航するとき誰にともなく
ジャックが叫んだ「さよならー!」は
伏線なのかと、まだ何も起きてないのに
じわっときちゃいました。
「人生は贈り物だから無駄にしたくない」
「次にどんなカードが配られてもそれも人生」
「毎日を大切に。今を大切に」
ジャックの言葉ひとつひとつが
この後の物語を暗示しています。
楽団のシーンは涙なしには見れないし
乗客たちの心情の描写もまた
この豪華客船の悲劇をより一層深めていました。
3時間超という
上映時間の長さを感じることなく
(ポップコーン食べきれなかったほど)
3Dも感動をジャマする過剰なものではなく
恋するふたりは美しかった。
Hey!Say!JUMPの山田くんが
レオに心酔してるの、わかるわ~。
何年か前、ジャズダンスのレッスンで
二人ひと組で向かい合って両手をつなぎ
かかとを軸に遠心力で回る振りをやって
タイタニックのように!!と先生に言われて
当時も「見てないけど!」と言いつつも
キャッキャしながら回ってましたが、
ああこのシーンか!とようやく理解。
「今を大切に」と言った25年前のレオに
まさしくこの瞬間の輝きを感じた
『タイタニック』
スクリーンで見てよかった。
25年後だからそう感じられたのかもしれない、
わたしの映画体験でした。
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