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GRUR meets Brussels Workshop 2017からみる欧州著作権の最新動向

今年6月にブリュッセルで開催された欧州著作権シンポジウム。

今回のテーマは、①著作権指令案、②ハイパーリンキング及びホスティングプラットフォーマーに関するCJEU判決、③著作権契約法、④テキスト・データマイニングと多岐にわたっていましたが、どの論点も欧州の第一人者が最新の情報を提供してくださり、非常に内容の濃いシンポジウムでした。

特に、開催地ブリュッセルは、欧州委員会、欧州議会などEUの関係機関が集中しているため、発表者、参加者にはEU関係機関の人が多く、著作権指令案の最新動向を知るには絶好の機会となりました。

そこで、今回は、このシンポジウムからみる欧州著作権の最新動向について書いてみたいと思います。

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