六分儀句会22　水無月の段

ちょっと身辺いろいろ変動あり、うっかりnoteに控えを出し忘れていましたm(_ _)m
これは私の実感ですが、リアルに心を奪われているときは俳句の表現につながる何もが生まれませんね……。なかなかキビシイ。
今回の最高得点はじっくりと力をつけてきた宮川氏。これからハマるとすごい句をお作りになるのではと期待大です(*^-^*)

15. 生まれがそんなに大事かなつみかん　（宮川由梨）8点
◎　岡田朋之　生まれも育ちも大事な農作物がちゃうど良くついている。なつみかんがひらがななのも雰囲気を穏やかにしていていい。
◎　髙橋梨華子　ブランドみかんのおいしさは親のすねをかじっているからでしょうか。
育った環境より、育ってどうなったかが大切。でも、環境と結果を切り離すことは不可能だと思います。
◎　明定朝子　そうだよね。どこの産地でもいいじゃない。美味しいんだから。(でもトマトは熊本産しか
食べません)
◯　佐伯一馬　作物は品種と生まれのウェイトが大きいですからね
◯　わたなべじゅんこ　夏みかんのすっぱさが後味を辛うじて救う。

20. 水無月の空にイエスマンのこだま　（佐伯一馬）5点
◎　久留島元　呼びかけられた言葉を復唱する究極のイエスマン、ついに六月の空にこだまするほどの力強い追従。イエスマンの鑑。空が曇りか晴れかで少し意味合いが変わりそうだが、イエスマンのこだま、はすごい。
◯　青に桃々　ただでさえ暑いのにイエスマンの声がこだまみたいだよ、暑さマシマシだ、やめてくれよ。暑さで空耳が聞こえてるのかよ。
◯　宮川由梨　いっそ清々しい。
◯　わたなべじゅんこ　そのこだまが雨となって降ってくるのかと思うと鬱陶しさがます（笑）

6. 炎天の第一章としての今日　（久留島元）5点
◎　宮川由梨　暑い日々はこれから。うんざりするような日々の始まりも、物語のようで軽やかに感じる。
◯　青に桃々　日差しの力がぐっと変わる日があります。
◯　佐伯一馬　暑いの苦手です
◯　岡田朋之　初の猛暑日に思うけど、言語化されてないところを言語化されたかんじ。

8. 青葉風キリンに角のあるあたり　（久留島元）4点
◎　山本たくや　まとまり過ぎな感じはあるが、全体的にみても好きな一句。きりんと青葉風の組み合わせも好感です。
◯　黒田さつき　高さが感じられて素敵です。爽やか〜💚
◯　青に桃々　首の長いキリンも、その見上げてもよく見えない角のあたりも、キリン舎の周りの木々と似たような高さでしょう。青葉風がくるくると通っているようで、いいなぁと思います。キリンの？