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死ぬまでに観たい映画1001本#3   ~ロリータ~

どうも!TJです!

このブログは、死ぬまでに観たい映画1001本に載っている映画を一本ずつレビューしていき、最終的に1001本全部レビューしていくというものです。3日に1回ほど更新出来たらいいなと思っております。

第3作目は、「ロリータ」です!

一言で例えるなら、「禁断の恋」です!

題名から何となく察しがつく方はいるかもしれませんが、ロリータコンプレックスの名前のもととなった映画です。

「ロリータ」1962年 監督 スタンリー・キューブリック アメリカ/イギリス

個人的評価 星3

ロリータ

衝撃的なシーンからこの映画は始まります。いきなりハンバートという男性が屋敷に入り込んで、クレア・クルティという人を殺すシーンでこの映画は幕を開けるのです。そして、その4年前のシーン。アメリカで学者として講義をするために下宿先を探していた男、ハンバート。下宿先候補としてシャーロットという未亡人の家を訪問していた時に、ロリータと出会うシーンから回想がずーっと続きます。

シャーロットはハンバートに恋をしていた。しかし、ハンバートはロリータに恋をする。そして、ロリータとシャーロットの仲は最悪。この3人で1つ屋根の下で住んでるんですよ。とんでもない話です。また。ロリータがハンバートにちょっかいをかけるんですよ。イケない子なんですよ。ロリータは。思春期の女の子の心情というものをうまく表しているように思いますね。

シャーロットはロリータを施設に送ってしまいます。おそらく、ハンバートがロリータに夢中になっていたのに気づいていたのでしょうね。嫉妬です。そこでハンバートはなんとシャーロットの殺害を計画してしまいます。それに気づいたシャーロットは発狂して家を飛び出し、車に轢かれてしまうのです。

そっからはハンバートがロリータに対してとてつもない愛情を抱くようになるんですよね。ロリータもその気にさせるのが上手で。ハンバートは亡くなったシャーロットの代わりに父親として、または恋人としてロリータにふるまうようになります。まぁそっからのハンバートが痛々しすぎて。

そこから物語は怒涛の展開を迎え、悲惨なラストを迎えます。キューブリックの作品ということもあり、なかなかに攻めた内容の映画になっていますね。当時の映画は規制がとても厳しく性行為のシーンや18禁的なことはNGだった時代に、ロリコンについて映画にしてるんですよ。本当に型破り!!さすがキューブリック!

キューブリックはもっとイカれた映画にしたかったみたいですけどね。

この作品のなかで結構好きなセリフが1つあるんですよ。ハンバートが言ったセリフです。

「デキる男は、1日2回ひげをそる。」

一見、何言ってんのこいつって感じでしょうけど、このセリフに、デキる男って変なこだわりがあって、でもその人にとっては美学であって。そんな男のカッコよさを説いてる気がするんですよね。

あと劇中に使われている曲がとても印象的ですね。1度聴いたらなかなか頭から離れない。もしかしたら1回くらいどこかで聞いたことあるかも。キューブリックが音楽にこだわるというのが垣間見える作品でもあります。

当時の映画事情とか色々知ると面白いですよ。なにせロリコンなんて言葉がまだなかった時代に、こんなタブーなことを映画にしているんですから。

あとロリータを演じたスー・リオンが本当にカワイイと思います!

当時15.6歳にしてこの役を成し遂げたんです。天才。

成功者の転落していく人生が見たい方はぜひ1度この映画をご覧になってください。

それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら。

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