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死ぬまでに観たい映画1001本#4   ~HANA-BI~

どうも!TJです!

このブログは、死ぬまでに観たい映画1001本に載っている映画を一本ずつレビューしていき、最終的に1001本全部レビューしていくというものです。3日に1回ほど更新出来たらいいなと思っております。

今回は「HANA-BI」について語っていきたいなと考えております!

一言でいうなら、「ある男の、綺麗な生涯」です。

HANA-BI 1997年 監督 北野武 日本

個人的評価 星4.5

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世界的に有名な映画の一つでもあります。ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞した本作品、日本映画の受賞は「無法松の一生」以来40年ぶりだそう。なんてったって音楽が久石譲ですからね。日本を味わえる映画になっています。

北野武の映画のイメージって、どうしても暴力が多いイメージがありますよね。しかし、本作品では多少の暴力的描写はあれど、自分が当初想像していたよりは暴力的な描写が少ないように思えました。そして私自身がとても印象的だったのがセリフの少なさ。セリフがあったとしても、かなり少ないし目立たないですね。それだけ自分の映し出す映像に自信があったんだなと感覚的に思いました。映像と音楽さえあれば十分でした。表情だけでの会話。極力無駄なセリフを省いているような気がして。それがとても美しかった。そう思います。

何よりビートたけしがカッコよかった。無言で映える役者ですね。存在感が本当にすごかった。この映画では生死について繊細に描かれています。時に残酷に。時に鮮明に。映像の1つ1つが自分に語りかけてくるような。生きることに対する絶望。死ぬことに対する希望。両者が介在した映画でした。

ラストシーンもとても良かったです。僕個人としては結構良い意味で裏切られた気持ちになりました。総じて良かった。この映画に関しては賛否両論でいろいろな意見があると思いますが、本当に芸能人が作ったのかと思えるほどの完成度の高さだなぁとは思います。テレビでハチャメチャやっているビートたけししか知らなかったのでとても驚きました。1人1人の俳優の演技もとても良かった。大杉漣や寺島進。岸本加世子など。本当に演技うまいなあって思いました。

途中で出てくる絵も全部ビートたけしが描いていたから驚きでしたね。こんな多才な人いるんだって思わされました。

映像と音楽。日本を楽しみたい人は是非見てほしいなって思います。

それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら。


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