『楽園』

画像1

2019年10月18日(金)

TOHOシネマズ新宿で『楽園』。

吉田修一の短編集『犯罪小説集』からの2篇をひとつの物語に再構成して映画化した作品。監督は“事件”をモチーフに作るのを得意とする瀬々敬久。

日本の限界集落に近い地方が舞台で、その背景と人々の描写がとにかく重苦しい。Fiimarksなど見ると世間の評価はいまいちのようで、まあそれもわからんではないのだが(やはり事件の主軸はひとつにすべきだったんじゃないか…とか)、自分的には思ってた以上にくらってしまったし、瀬々監督の伝えんとしていることがよく理解できた。たぶん若いひとより昔の日本映画を観てきた僕くらいの世代のひとのほうが響くものがあるんじゃないか。

杉咲花、片岡礼子、黒沢あすから女優さんたちが素晴らしい。いま自分は杉咲花ちゃんにぞっこんです♡。希望だな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?