亜無亜危異×The Birthday@O-EAST

2019年2月5日(火)

渋谷・TSUTAYA O-EASTで「亜無亜危異 presents SHOWDOWN 2019」。

昨年、不完全復活を果たした亜無亜危異が、今年からスタートさせた対バン・シリーズ。この夜の相手はThe Birthday。クールさのなかに熱が渦巻く先攻のThe Birthdayと、観客に向けてダイレクトに熱を浴びせる亜無亜危異。見せ方も伝え方も違うし、ファン層(年齢層)も違うわけだが、確かな演奏力に裏打ちされた強靭なグルーブなど、意外と共通するところもあり。いい勝負だったんじゃないか。MCでは互いにリスペクトしあってる感じも伝わり、キュウに至っては「中学の頃、亜無亜危異って書いてある缶ペンケース使ってました」とも。亜無亜危異で大いに騒いで跳ねて、終わってから汗びっしょりなワタシ。風邪ひかぬよう気をつけよう。

それにしても亜無亜危異、この前のリキッドでも思ったことだが、やはり新作『パンクロックの奴隷』の曲が実にいい機能の仕方をしている。旧曲と旧曲の間に新曲を挿むことで、尚更また旧曲も新鮮に聴こえるのだ。「再始動するなら絶対に新作が必要」だと拘った伸一はやはり絶対的に正しかったと改めて思う。

アンコールで2組のセッションがあるかな、と期待してたところもあったんだが、それはなし。余力を残さずドカーンとやりきって、それでおしまい。その潔さこそパンクロックの美学と言えようか。

そういえば、茂はこんな一言も。「今年はフジロックのグリーンステージを、カラダを緑に塗って目指したいと思います!」。そうだよな、亜無亜危異ってまだフジに出てないんだよな。グリーンじゃなくてヘブンでもレッドマーキーでもいいし、なんなら去年のロッカーズみたいに前夜祭でもいいから、確かに今年は出てほしい。


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