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AURORA@豊洲PIT

2023年2月17日(金)

豊洲PITでAURORA。

スーパーソニックのときは中継で観たので、ナマで観るのは2019年9月のduo music exchange公演以来約3年半ぶり。キャパ3100の豊洲PITのチケットがソールドアウトで超満杯。いつの間にこんな人気者になったのだろう?と不思議な気分。「キュアー・フォー・ミー」のTikTok効果がどの程度あったのかは知らないけど、とにかくこのくらいの大きさのハコを満杯にするだけの人気を彼女が日本で得たということに、ちょっと感慨深くなったりも。

AURORA自身も、これほど多くの観客たちが熱い声援(とりわけ女の子のファンたちが口々に「アイラブユー」と何度も叫んでいたのが印象的だった)を送ってくれることが本当に嬉しかったようで、初めから終わりまでずっと喜びが溢れ出ている様子だった。

もともと素晴らしい歌唱力の持ち主であり、パフォーマンスに迫力があることも3年半前のduo公演を観てわかっていたし、今回もシンガーとしてさらに成長したところを見せたくれた。と、そのように感じたところがあった半面、これだけたくさんの観客が熱い声援を送ってくれていることに対してやや舞い上がってしまったところもあったのかもしれない。歌の途中で歌詞を忘れて謝ったり、歌の途中で笑いだしてしまった場面などがあり、歌に集中しきれてないように思えた箇所があったのは惜しかった。

とはいえ北欧民謡などをポップに消化したサウンドのユニークさがライブとなると尚更のスケールで感じられたし、ステージが大きい分、彼女も余裕を持って自由に動き回れていただけにダイナミックだった。

心に沁み入るスロー曲もいいのだが、とりわけドラムが力強く響く躍動的な曲で生き生きと自由に舞いながら歌う様は、観ていて熱くなった。その意味で中盤の少し前に歌われた「Daydreamer」がなんといっても圧巻だった。
この勢いなら、武道館あたりでやれるのもそう遠いことではないんじゃないだろうか。

下は昨年アルバム・リリース時に行なったインタビューの記事。このなかで話している「不完全さをもっと讃えたほうがいい」と、ライブ中MCの「あなたたちはそのままで完璧です」、根っこは一緒ですね。



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