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「Slow LIVE'22 Spring in 日比谷野外大音楽堂」GLIM SPANKYとLOVE PSYCHDELICO。

2022年3月5日(土)

日比谷野外音楽堂で、「Slow LIVE'22 Spring in 日比谷野外大音楽堂」。

16時過ぎまで新宿駅南口で行なわれた反戦イベント「NO WAR 0305」で数組のライブを観たあと、日比谷に動いて野音で「Slow LIVE'22 Spring in 日比谷野外大音楽堂」。GLIM SPANKYとLOVE PSYCHDELICOを観た。

グリムは去年のフジ同様、GLIDERのユウスケくんを加えたトリオ編成。ユウスケの鍵盤とコーラスが非常に効いていた。レミさんは珍しくゴールドの光るスカートで、夕暮れ時によく映えた。

続いて、かなり久しぶりに観たデリコは、KUMIのヴォーカルがより豊かになったように感じた。明るい曲では幸福感が、ブルーな曲では憂いが滲み出る。名バラード「裸の王様」が沁み入るなか、なんて魅力的なヴォーカルなんだろうと改めて思った。

また、「こんなときだからこそこの曲を響かせたい」とKUMIが言って歌ったのはボブ・ディランの「風に吹かれて」で、いまのこの状況を踏まえてこれを歌うのだという意思と姿勢を素晴らしいと思った。

「NO WAR 0305」で様々なアーティストが自分なりの表現の仕方でNO WARの意思を伝えていたから尚更そう感じたというのもあるが、やはり世界がこのような状況にあるときにライブをするならば、アーティストには何かしらの意思表示をしてもらいたい。帰宅後、ナマで観れなかった「NO WAR 0305」の折坂悠太やGEZANのステージをアーカイブ配信で見て余計にそう思った。

「人はどれくらいの耳があれば、人々の悲しみが聞こえるのだろう。どれくらいたくさんの人が死ねば、あまりにも多くの人々が死んだということに気づくのだろう」(「風に吹かれて」)

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