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参議院選挙を経て感じたSNSの可能性

先日参議院選挙がありました。
みなさん行きましたか?

おそらく行っていない人も多いと思います。
日本の若年層が選挙に対して興味関心が薄いのは事実です。

ただ、今回の選挙に「SNSを見て行った」という人も少なからずいるのではないでしょうか?
選挙に興味関心をもつきっかけとなるツイートや、選挙に行ったことをシェアさせる仕組みなど、わたしは今回の参議院議員選挙期間、SNSのパワー・可能性を感じた瞬間が何度かありました。

そこで私が感じた選挙におけるSNSの可能性を、実際の事例を踏まえながらお話しようと思います。

1.各党の取り組みを解説してくれたツイートが選挙期間中にバズるhttps://twitter.com/jiyutosongen

上記のアカウントでは、消費税や保育士不足の問題など、争点となり得る課題に対する各党の考え方を詳しく画像で解説!これらの投稿が次々にバズりました。たしかに、クリエイティブ1枚にまとめてもらえると、完結でわかりやすいですよね!

2.政党との相性診断コンテンツが現る!https://seiji.yahoo.co.jp/senkyo/match/party/

リテ低めの初心者でも簡単!なんと質問10個答えると自分がどの政党と相性がいいのかがわかる診断コンテンツがでていたのです!ちらっとTwitterでも見かけたので今回、このnoteで紹介しました。

3.「零票確認ガチ勢」のツイートが盛り上がる
「参院選で「零票確認ガチ勢」のツイートが盛り上がる 朝5時ごろから並ぶ一番乗りの“ガチ勢”たちが楽しそう」
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/21/news024.html

Twitterにて【選挙に一番のりで参加する有権者の投稿】がバズり、#零票確認ガチ勢というハッシュタグが盛り上がりました。

4.SNOWに「投票完了」というフィルターが現れる


5.Instagramで選挙スタンプが限定リリース

「投票した」Instagramで宣言しよう。日本初、選挙スタンプが登場 「若年層の投票率向上をサポートしたい」【参院選】

選挙に行った際に使えるストーリーズの「選挙スタンプ」が、参議院選挙に合わせて限定でリリースされました。
選挙当日は、ストーリーズ上で選挙に行った友人の投稿がまとめて表示されるような仕掛けになっていて、「あの子も選挙にいったんだあ」と周囲の人の選挙の参加有無がより鮮明にわかるようになっていました。

6.選挙に行った人に割引をしてくれるサービス

投票したらビールに映画、タピオカもお得にゲット? 選挙割まとめました【関東編】


【考察】~これらの取り組みから感じたSNSの可能性~

今回の選挙を経て感じたのは、SNSは特定の物事に興味関心度が薄い人たちも、興味をもってもらうきっかけを与え、最終的にアクションを起こさせることができるかもしれないツールであるということ。(タピオカが半額になる、SNSでシェアしたい、友達が行っているから行った等、選挙に対する動機はどうであれ・・・)

当たり前っちゃ当たり前なんですけど・・・。
SNSには特定の物事に対して、興味関心が高くリテのある人、興味関心はなくはないけどリテラシーが低い人、まったく興味がない人、様々なフェーズの住人が混在しています。

下記の図のように、SNS上では、興味関心が高く知見のある人がTwitterで情報をわかり易く伝えてくれ、知見がない人をサポートしてくれるといった構図ができあがっています。

さらには興味関心度が高まった人たちが選挙に行ったことをシェアすることで、周りの層にも伝播し、「周りが行ってるから行ってくるか」と本来であれば興味関心を示さないような層もアクションを起こさせる力があります。

※拙い図ですみません。

今回の参議院選挙で

・「知見のある人が知見のない人向け」に発信した情報がかなりバズった
・実際に行った人がその事実をシェアすることで影響されてアクションを起こす人が出た

ことは事実です。

アメリカでは大統領選挙ほどお祭り騒ぎまではいかないまでも、選挙=国民全員が興味関心を寄せるものになることが理想だと思うし、若年層の選挙に対する関心度を上げるためにSNSは大事な鍵になってくるのではないか?と思いました。

次の参議院選挙のときが楽しみです~~!


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