自己紹介
私は小池潤(こいけじゅん)です。
株式会社 Clear という日本酒スタートアップで、日本酒専門 WEB メディア「SAKETIMES」の編集長をしています。
1993年生まれの27歳です。チャーハンと柄シャツと漫才が好きです。
小池潤の生い立ち
生まれ育ったのは新潟県柏崎市という港町。中学校までは柏崎市の学校に通っていましたが、高校は隣の市にある新潟県立長岡高校に通っていました。
日本で2番目に古い公立高校と言われている学校で(本当かどうかは知らない)、私が高校3年生のときにちょうど創立140周年を迎えました。
成人式に実家で撮った写真です。若い。
高校卒業後、早稲田大学の教育学部英語英文学科に進学します。このタイミングで憧れの東京にやってきました。
英語英文学科を選んだ理由は、受験勉強をするなかで『ジーニアス英和辞典(第4版)』が愛読書になり、言語としての英語のおもしろさに魅了されたからです。高校3年間をかけて『ジーニアス英和辞典』を2周"音読"したのは、いま思い返してもすごい。
在学中は言語学のなかでも、「文」を分析する「統語論」を専攻しました。
たとえば、「教授と"3杯"酒を飲んだ」も「教授と酒を"3杯"飲んだ」も文法的な違和感がありませんが、「教授と酒を飲んだ"3杯"」ではちょっとおかしいですよね。
数詞表現(ここでいう"3杯")は文中のどこにでも出てきそうなのに、ある場所にハマると非文法的になってしまう。その背景には文法上、そして構造上のどんなルールがあるのか。そんなことを分析するような学問です。
人生が変わったのは2015年。
大学3年生の時に、ひっくり返るくらい美味しい「たかちよ」という日本酒に出会いました。偶然にも新潟県の酒蔵が造っているお酒です。青りんごやマスカットのようなジューシーな果物をまるかじりしたような、爽やかで甘やかな味でした。
日本酒の多種多様な味にふれた私は、日本酒をもっと知りたいと神楽坂の日本酒居酒屋で働き始めます。このお店でたくさんの銘柄を試飲させてもらいながらテイスティング能力を磨き、そしてそれらの特徴を簡潔に、かつわかりやすく伝える術を身につけました。
ちょうど同じタイミングで、SAKETIMES 編集部のインターン募集を見つけて、編集者としてのキャリアが始まりました。実を言うと、1回目の応募では不採用で2回目の挑戦で採用されたのですが......。
2016年、日本酒のソムリエといわれる「唎酒師(ききさけし)」を取得。同じ年に、唎酒師のさらなる上位資格で、より高度なテイスティング能力を問われる「酒匠(さかしょう)」も取得しました。
さらにその翌年の2017年、日本酒セミナーの能力を問われる「日本酒学講師」の試験に当時史上最年少の24歳3ヶ月で合格しました。
現在はもう少し増えていますが、当時「酒匠」「日本酒学講師」の保持者は世界に300人ちょっとしかいませんでした。宇宙飛行士の数よりも少ない数字です(えっへん)。
編集者としてもスキルアップをはかります。
宣伝会議が主催する「編集・ライター養成講座(34期)」に通い、編集やライティングの基礎を学びました。
そして2017年12月、株式会社 Clear に正式入社し、SAKETIMES 編集長となりました。
編集長に就任してからの主なしごと
2017年12月に編集長となってから、SAKETIMES は堅調に右肩上がりの成長を遂げています。
実際、就任直後の2018年は PV・UU が前年比でそれぞれ、29%・36%増加。2019年は前年比でそれぞれ、37%・64%増加となりました。
2019年12月には、新規事業として期間限定のオンラインサロン「SAKETIMES サロン」をスタート。私と弊社代表の生駒を中心に、メディア運営を通して得た知見や考察を惜しみなく、日本酒産業に本気でかかわりたいと思っている会員の方々に提供しました。
2020年5月には、念願の月間100万 PV を達成。同年12月・翌年1月にもそれぞれ、過去最高の PV 数を更新しました。
また、2021年4月には、越境 EC プラットフォーム「Inagora」と連携した中国語の日本酒メディア「清酒指南」をリリース。さらに、おもちゃメーカーのバンダイとコラボしたコレクションフィギュア「日本の銘酒 SAKE COLLECTION」を展開するなど、さまざまな新しい挑戦に取り組んでいます。
以下、これまでの実績をまとめました。
▼ 出演(映像/音声媒体)
NHK『人生デザイン U-29』
テレビ朝日『ポルポ』
サンテレビ『カンパイKOBE2019見どころスペシャル』
KawaiianTV『ゆいぽんしゅ!!』
柳下今井のハッシュタグラジオ(2019年10月25日)
TBSラジオ『アシタノカレッジ』(2021年3月2日)
テレビ東京『モーニングサテライト』
フジテレビ『99人の壁』 など
▼ 掲載(文字媒体)
朝日新聞(2017年6月8日号)
朝日新聞デジタル(2017年6月8日公開)
婦人画報(2018年9月号)
Discover Japan(2019年3月号)
読売新聞 国内版(2019年12月6日号)
読売新聞 海外版(2019年12月9日号)
Media Innovation(2019年12月29日公開)
新潟日報(2020年2月16日号)
十中八九(2020年3月23日公開)
会えない時間のWebマガジン『No Meets』(2020年6月22日公開)
Media Innovation(2020年6月26日公開)
SAKE Street(2021年4月21日公開)
ライター専門誌『ライターマガジン』
旅の月刊誌『ひととき』 など
▼ 審査
ワイングラスでおいしい日本酒アワード
全国燗酒コンテスト
▼ イベント/セミナー登壇
沖縄型産業中核人材育成事業 講演会
せとうちグルメフェス(トークショー)
灘の酒 七夕Night in sola(日本酒セミナー)
Fermentation Tourism Nippon@渋谷ヒカリエ d47 MUSEUM(トークショー)
二十歳からの日本酒 2020 in 渋谷スクランブルスクエア
西宮日本酒学校 開校式特別講演
アソビル内「MONOTORY」でのワークショップ など
▼ 監修
『日本酒語辞典』(著:こいしゆうか/誠文堂新光社)
▼ 執筆
ヒトサラマガジン「書斎空間で味わう、日本酒×おつまみ×本。新宿【know by moto】は、喧騒から離れた都会のオアシス」
SUUMOタウン「成熟と喪失の学生街「早稲田」」
▼ そのほか
『ジーニアス英和辞典』プロモーションサイト(コメント掲載)
さいごに
日本酒の魅力はその多様性にあります。味わいのバリエーションはもちろん、どんな料理と合わせるか、どんな温度で飲むか、どんなシーンで飲むか、だれと飲むか……さまざまな要素によって、日本酒はその美味しさをさまざまに変化させる。
美味しくて楽しくて奥深い日本酒の魅力を、これからも世界中の人々に伝えていきます。
日本酒のことでお困りの際は、ぜひ【 koike@clear-inc.net 】までご連絡ください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?