イチゴ星になる

朝、
イチゴの訃報が、
来ていることに気付く

そんなに永くはないだろうなとは思っていたけど、
実家に帰るたびに、
キャンキャン吠えてた家族が居なくなるのは、
寂しい

一緒に暮らしたことがないから、
他の家族よりも、実感がないんだろうと思う

「家族とは、過ごした時間の長さ」
と聞いたことがあって、
納得する部分もある

毎日、過ごして
溺愛していた両親のことを考えると、
胸が痛い

今後、
ショックで体調崩したりしないかと
家に会話がなくなってしまうんじゃないかと
最悪ボケてしまうんじゃないかと

でも、

電話口で泣き出してしまう直情的な父と
息子に心配かけまいと振る舞う気丈な母と
両親大丈夫かなと心配する優しい弟と
星になったかわいいイチゴ

どれほど、
うちの家族がイチゴに助けられたのだろうか
イチゴがいてよかった

星になったイチゴを悲しませないように、
両親は元気にがんばると言った

2019年4月18日イチゴは星になった

ありがとう

さよなら

夜空から、僕たち家族を見守ってください

僕たちは、幸せになるから

あなたの琴線に触れる文字を綴りたい。