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【SM】HYBEが株式買い取り 傘下に入るのか[前編]

所要時間:8:52-9:26(34分)

[AJU焦点]混乱のSM…職員・ファンはなぜHYBEを反対するのか?

大韓民国の歌謡界トレンドと初期のK-POP・韓流をリードしてきたSMエンターテイメントが経営権の争いで混乱に陥っている。創立者兼大株主のイ・スマンとイ・ソンス&タク・ヨンジュン共同代表が経営権を巡り対立を繰り広げるなか、HYBEとKakaoまで買収に乗り出し、業界で尋常ではない関心を集めている。国内エンターテイメント産業の2大巨頭が結合するという噂に期待を覗かせる者もいたが、エンター業界市場にプラスとなる競争効果を低下させる可能性が懸念されている。

HYBEは10日、イ・スマンSM前総括プロデューサーの保有株14.8%を買収すると発表し、一気にSM大株主に躍り出た。さらに金融投資業界によると、安定的な経営権確保のためHYBEは来月1日までSM少額株主を対象に公開買い取りに乗り出し、提示額一株当たり12万ウォンで普通株25%を買い入れる予定だ。公開買い収り投入資金規模は、7,142億ウォン程と推測される。SMの少額株主は昨年9月末規準5万2129名で持ち分70.53%を保有している。

SM内部ではHYBEの株式買収に懐疑的な反応がでている。韓国エンターテイメント産業の先駆者としてK-POPで韓流ブームを巻き起こしてきたSMだけあって、強烈なライバルのHYBEの保有株に加わるのみならず、実務者ではない大株主の決定で左右されることに剥奪感を感じていると。

職員著名コミュニティー’Blind’でSM職員たちは今回の経営権紛争について投票を行った。この日の投票参加者の役85%(180名)がKakaoと手を組んだ現経営陣に投票し、イ・スマンとHYBEを選んだ解答は約15%(33名)に過ぎなかった。

職員たちは掲示板に「HYBEに買収されたらただHYBEのレーベルのうちのひとつに転落するわけで、Kakaoに買収されれば業界2位のポジションを守り、’SM 3.0’でなにかまたできるかもしれないという気がする」「独立的なエンターテイメント会社ではなくなるかもしれないという虚しい気持ち」「これまでプライドを持って働いてきたが、一瞬にして崩れてしまった。SMの伝統と歴史を否定されている気持ちになる」と吐露した。

SM社内が混乱の渦に巻き込まれるとチョ・ボムギュ法務担当副社長は、社員にメールを送り、「敵対的M&Aを試みるのはむしろKakaoだ。HYBEは友好的M&Aを進行中」と解説した。


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