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ものづくりの世界をより豊かに

会社を創業したのが2019年7月です。当時は「日本の製造業を元気にする」という志で会社を立ち上げました。

会社名「ジャパン・エンダストリアル(Japan Emdustrial)」とは、”Empowerment(力を与えること、元気づけること)” と “Industry(産業・製造業)“ を組み合わせた造語です。そういった想いからこの会社は始まっています。

起業前に思っていたこと

私はもともと広報IR領域の事業に携わっていました。上場企業の理念や戦略、ビジネスモデル、財務情報をひとつのストーリーに編集し、機関投資家(時には個人投資家)に伝えるメディアを制作する企業にいました。そこで、ずっと営業をしていました。私が担当する業種はさまざまでしたが、比較的、BtoBの顧客が多かったです。製造業も大手自動車メーカーから部品メーカー、国内を代表するエンジニア派遣事業を展開する会社がお客様でした。

当時の私は資本市場から、日本のメーカーを見つめていました。失礼な表現ですが、モノづくりというビジネスは評価が比較的低いように感じていました。やはりインターネット関連や少子高齢化のニーズを捉えたビジネスが注目されていました。

祖父が建築士であったり、父も整備士であったことから、建物や自動車に昔から関心がありました。「いつか事業をやりたい」と、学生時代から思っていた私にとって、モノづくりの領域は、携わりたい道のひとつでした。

最終的に、モノづくりに関わる道を選択し、起業しました。

現場に入ってみたら、とても元気だったという事実

事業を開始したから、日々わくわくすることだらけでした。実際に工場を見学させていただき、ものが作られていく流れをたくさん見ました。製造現場に入る前の私は、「あまり元気がないのではないか」と思っていました。しかし、実際にお話しを伺ってみるとものすごくやっていることがすごいですし、ひとりひとりが生き生きしているように感じました。

「あれ、元気だ・・・」と私は思いました。たまたまお会いした方々がそうだったのかもしれません。しかし、今もお会いしている方々は、前向きに誇りをもって仕事をされている方が多いです。

もう志は解決してしまったのではないか、そもそも問題になんてなっていないのではないか、そう私は思いました。今思うと元気にするということはおこがましいですね。

機会に集中して、魅力を伸ばしたい

私はおそらく課題を解決するというよりも、機会に集中して、伸ばしていきたいタイプです。こうあったらいいよねということが、思考と行動の起点になっています。そうして、私は、「元気にする」という言葉ではなく、「より豊かにする」という言葉がしっくりくると思いました。既に良いのであれば、もっと伸ばしていこう。そういった経緯を経て、新たに理念を「ものづくりの世界をより豊かに」と定義し直しました。

「モノ」づくりではなく、「もの」づくりという表現にしているのは意味があります。モノづくりは、より製品に近い概念を含んでいると一般的に言われています。ものづくりという表現の方が、より「つくること」を含めた広い概念に感じたので、「ものづくり」という言葉にしています。

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