短く伝えるには(まだ悩んでる編)

今朝の佐渡島さんとの打ち合わせで「一瞬で伝えられることを長々と書くと、いらない情報が増えてきて伝えたいことがわからなくなる」というフィードバックをもらった。

佐渡島さんにもらったヒントの例はこちら。

「主人公は凄いサッカー選手だ」という事柄を伝えたいとき、次の3つの表現のうちどれが効果的か?
A.「俺は5年後、世界を驚かせるサッカー選手になる!」と主人公が叫ぶ
B. コーチが「お前は5年後すごい選手になってるよ」と声をかける
C. 車でグラウンド横を通りかかったサッカー協会会長が、車を止めさせて「なんだあの子は...」とつぶやく

佐渡島さんはCだよね、と言っていて、まあ僕もその時はそうかもなと思ったんだけど、改めてなんでCなのかちゃんと考えてみる。

基本的に情報の変数は5W1Hでしかないので、どの5W1Hを選ぶのが一番伝達に効果的かということを考えるに過ぎない。この例題でいうとWhen, Where,Why はあまり変わらないのでCのWho, What, Howを評価してみると.

- Who: サッカー協会の会長なら、認められることで日本代表になりそう、とかを予感させる
- How: 行動で語っている(車を止める→急いでいる行き先より重要)
- What: 「すごい」という言葉を読者に想像させて補完する台詞になっている

ということになる。

なかなかイイ表現が思い浮かばないときは、5W1Hを固定して考えてしまっているからじゃないのか。

主人公と、表現したいことに採ってベストな5W1Hを探求してみよう。

明日解決編を書きたい。

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