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アプリと人間の、適材適所がわかってきた話

4/10に中野サンプラザで行われたイベント内にて「自分の姿勢を数字で見てみよう」というブースを出店しました。
内容は、普段スタジオセルで使用しているSportipのアプリを用いて姿勢を数値化&お悩みに対してアドバイスというセットをご提供するという形。

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中野区の酒井区長にもご体験頂きました。


このツールを用いてのブース出店は初めてで、かつ、使用して約2ヶ月の中でアプリと人間で向き不向きがだいぶ自分の頭の中で整理されてきたので、まとめてみようと思います。


大前提で僕の考えを書いておくと、自分の手一本で、の様な悪い意味の職人肌思考はなく、アプリやツールでカバーできる面は積極的にカバーしていきたいという考えです。
何よりもお客様の悩みが解決することが大前提、というスタンスです。当たり前ですが。



結論から書くと、
静的/客観的な評価アプリで代用した方が良い。
・動的評価(代償動作の有無)や運動指導のバリエーションに関してはセラピストの方がマッチしそう。

この2点です。




まず今回のイベントやブースのシチュエーションを最初に軽く書いておきます。
ブースにて姿勢解析をされた方は約80名。僕1人では到底対応できないので、知り合いのセラピストに手伝ってもらい、4名体制でした。

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ちなみにセラピスト以外にも3名の友人にお手伝い頂きました!感謝!



流れはこのような流れ。
①ブースに立ち寄って頂き、「やってみたいです」とスタッフにお声かけ頂く。
②写真撮影(約30秒)
③その写真を見ながらアドバイス(約5~10分)

細々と人が来店するというよりも波が激しく、ワッと一気に来店された方に対し2.3名のセラピストが平均で5~10分ほど対応する流れでした。
ブースが他にも約10ほどあったので、計測も含めこのくらいコンパクトに行えるのは助かりましたし、「え、これだけで良いの?」という声も多く聞かれていました。
アプリは偉大ですね。

ブース以外でも、歩いていたら顔見知りの区議会議員さんなどに「姿勢見てほしい!」と声をかけて頂き、空きスペースで撮影&解析をする流れもありました。ここもスマホアプリならではの特権でした。

ちなみに、助っ人の3名はSportipアプリを使ったことがないセラピストでしたが、事前に15分ほど確認したらあとはトラブルなく使いこなせていました。
ここは、今後スタジオセルもスタッフを増やしていく中でこういったツールはやはり必須であると再認識できた点でもあります。


①静的/客観的な評価アプリで代用した方が良い。

ここからは、今回こういったブースというある意味非日常で姿勢解析アプリを使って感じたことを、つらつらと頭の整理がてら書いていきます。

まず声を大にして言いたいのは、姿勢やアライメントなど止まった状態での評価はこういったツールを積極的に使った方が、お客様/セラピスト双方にとって良いということ。

その理由は数字で見えるから。
数字で見えることで
「少し顔が前に出てますね」とか「ちょっと猫背」みたいなセラピスト側に左右される抽象的な表現は、一切無くなります。

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標準値と比較してどうかというところを数字で見れることはお客様側の納得感を高める上で非常に重要です。

そして、より制度を高めるために、この数字をお互い確認した上で「骨」を触ることは人間がやれば良いと思います。

例えば、立位で骨盤のアライメントを確かめ、骨盤の前後傾をアプリの数字と照らし合わせる等。
入り口はアプリなどのツール、より細分化したものは人間というイメージです。


②動的評価(代償動作の有無)や運動指導のバリエーションに関してはセラピストの方がマッチしそう。


ここからは、アプリを使った上で、セラピストの強みを出せそうなこともより鮮明になってきたのでその部分を細かく。

アプリで数字を見る→猫背/反り腰/顔が前に出るなどの現象が見つかる
この流れで9割のお客様が聞きたいことは「じゃあどうすれば良いの?」です。
ちなみにSportipのアプリ内にもケースごとのおすすめエクササイズは動画でいくつか出てきます。

ただ、運動に慣れていない方はまず不安でやらないか、その運動をしたとしてもフォームが崩れた状態で行うケースも多いです。
代償運動が生じた際に、その代償運動がなぜ生じるのか、回数を減らすのかフォームを変えるのか、そもそも内容を変えるのか、などの判断はエクササイズやストレッチを提供する上で非常に重要です。

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またエクササイズを行う肢位も重要です。
座って行うのか、寝て(腹臥位or背臥位or側臥位)行うのか、立って行うのか、、、。
上2つの面は(現段階では)アプリ<セラピストであると客観的に見ても感じます。


今後も機械に頼るところは頼り、セラピストとしての経験や強みを加えてお客様のお悩みを解決して行ければと、再認識したイベントでありました。



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