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13.No Car, No Life (弍)

当時、オープンエア・モータリングが百花繚乱。

車好きなので我慢することもなく、発売されれば、メーカー問わず、カーディラーを巡りました。
しかし、当時は商談に入ってからの試乗が珍しくなく、なかなか容易く体験できませんでした。
ようやく、運良く、ユーノス ロードスターには試乗できました。
サンルーフとは比較にならない、遥かに超える何もさえぎらない夕方の空に、風を身体全体で感じて、数分で心奪われました。

俺はオープンカーに乗る。

5台目はホンダ ビート。
軽自動車規格、幌の収納、2シーター、フロントミッドシップ。
なので、トランクはお飾り程度ということもあり、シビックセダンSiからの乗り換えには踏み切れず。
そこで、セカンドカー体制に。
会社の先輩の好例が背中を押しました。
幌は手動だけど、幌は小さく軽く、だから手軽。
幌を開けるのは、車から降りずに、1、2で手でロック解除し、3で手で跳ね上げ、数秒で開けられる。
閉じるのは、1で車から降りて、2で手で持ち上げ、3で乗り込み、4、5で手でロック、10数秒で閉じられる。
なので、雨が降ってなければ、曇り空でも手軽に躊躇せず開けてました。
背の高い荷物も幌を開けて運ぶ。
1メートルのコニファーは助手席の床に立てて。
スキー板は助手席に立てかけて。
この車に出会い、あまりに気持ちよくて、車を振り回すとか競うとか、どうでもよくなりました。
ただ走っているだけで至福の時間。

6台目はホンダ CR-V。
シビックセダンSiはもちろん大好きでしたが、それよりビートが楽しくて幸せでファースト、セカンドは逆になりました。
そうなると、ほぼビートとなり、雨の日、雪道、仕事、泊りの旅行、の時のみシビックになりました。
より状況に適したSUVにシビックセダンSiから乗り換えに。
これは、実用一辺倒。
数年後、CR-Vとは期せずしてお別れに。(事故ではありません、結果的に譲ることに)

しかし、ビートの1台となると、雪道、仕事、泊りの旅行がキツくなりました。
その頃、雪道は1シーズンで1週間程度、除雪も早く、なんとかしました。
そこ頃、仕事はできるだけ営業車、なんとかしました。
その頃、シングルで旅行も隣の県の実家の帰省ぐらい、なんとかしました。
だけど、長野に旅行に行った時が乗り換えの決め手となりました。
妙高への長い上り道でみんなに追いつけなかったり、エアコンが全く効かなくなったり・・・

普通車のオープンカーへの乗り換えを決断。

もう1話、車話にお付き合いください。

では