⑥追い打ち
2022年夏、2ヶ月後、さらに追い打ち。
(今回から丁寧語をやめます)
(自分の普段の言葉で)
自宅の駐車場で、足踏みパーキングブレーキを解除した後、車を止められず、手前の家の塀にゆっくりと衝突した。
おそらく、ブレーキを踏んでいるつもりで、踏み切ってなかったのかもしれない。
実は、右脚も弱っているが、左脚はそれより弱いので、左脚で足踏みブレーキを解除できず右脚で踏んでしまった。
これが悪い結果に。
解除には成功するが、解除で筋力を使い果たし、次のブレーキを踏んだ時には戻ってなかった。
左脚で駄目なら家族にお願いするべきで、右脚で踏むなんて変なことをするものじゃない。
止まらなかったその時は、踏み間違えがよぎり、グッと踏み込みきれなかったのもあった。
踏んでいる意識はあるが、感覚が感じられず、踏み込んでいる自信が持てない感じ。
衝突した後は、同乗していた息子の動揺しまくりを見て、とんでもないことをしたとさらに大動揺。
この時から、運転するのが正直怖くなった。
街乗りは、他の車はいるし、他の車には自分と同じように家族がいる。
自分も家族を乗せるだろう。
家、お店、建物もあります。
建物の中には、息子のような子ども、妻、親、友達もいるだろう。
命の責任をひしひしと感じる。
車が大好きで、車の運転も大好きで、一番の趣味。
だからこそ、だからこそ、大好きで大事なこと、モータリゼーションにテキトーなことはやってはいけない。
その後、何度か運転したけど、楽しくなくなった。
車いすを独りで載せるよう車の改造をたくらんだが。
改造するお店が県内にないのもあり、お値段もそれなりのもありますが。
この事件をきっかけに、そもそもこれからも下り坂がつづく筋力の身体で運転してもいいものか、と。
で、大袈裟ではなく、独りで移動、自在にお出掛けできなくなった。
天と地がひっくり返るぐらい日常が変わった。
世界が小さくなった。
では