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イノベーションの歴史 1 (古代)

古代

火の利用

約100万年前、人類が火を利用できるようになりました。
火を利用できるようになったことの意義は、多方面にあります。
①弱者からの脱却
人類は身体的には多くの肉食動物より弱い存在で、火を覚えて獰猛な動物を撃退する術を覚えました。
②防寒
寒い時に温まる方法を覚えました。
③料理
火を通すことによって料理を覚えました。
食料を火で加熱することによって、殺菌し、美味しくなりました。意外に重要なのは消化がしやすくなることです。生物が最もエネルギーを消費するのは腸なので、消化しやすくなることによって脳が進化するきっかけになりました。

言語

約5万年前、人類は言語を発展させることによって、情報や知識の伝達が可能になりました。文化や技術の共有に大きな影響を与えました。

文字

約5千年前、古代シュメール人が楔形文字を用いて粘土板に記録を残すことで、情報が保存・伝達されるようになりました。

農耕

約1万年前、農業のイノベーションにより、人類は狩猟採集から定住生活に移行し、食料生産が効率化されました。これにより、人口が増加し、文明の発展が加速しました。
食料が蓄えられることが可能になり、貧富の格差が生まれ、また富を奪いああうための戦争が始まりました。

貨幣

紀元前4000年頃、メソポタミア地域では、最初に農業が発展し、農産物の取引が行われるようになりました。この取引において、食糧や家畜といった実物を直接交換する「物々交換」は、煩雑で不便なものでした。
そこで、小さな陶片や金属製の錠などを使った「代用貨幣」が登場しました。これらの代用貨幣は、実物を直接交換する物々交換よりも、より簡単に取引ができるようになりました。
紀元前670年頃にはアナトリア半島(現在のトルコの一部)のリディアで最初の標準化された金属貨幣「エレクトロン貨」が登場しました。

紀元前2世紀、中国で製紙術の発明されました。情報や知識の伝達が容易になりました。教育や技術の発展に大きな影響を与えました。


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