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オンザボールスキル


ボールを持った時の技術

誰もが憧れるメッシやネイマール・久保建英・三苫薫選手など、卓越したボール操作技術を持つ有名選手は皆、常に世界の注目を浴び・ボールを持つ度に観客を魅了し、ワクワクさせてくれますね😊

サッカーをプレーしている人なら、誰もが知るスーパースター達。共通するオンザボールの凄さの基準は何なのか‥

教え子達が少しでもそこに近付く事ができるよう、共通して僕等地域の指導者が伝えてあげられる事がなんなのか、探していきましょう🙂


相手ありきの駆け引き

世界のスーパースターだけに限らず、身近にも居る平凡な選手より一つ抜けた選手が必ず持っている技術があります。

▶️相手が見えている
まず、ボールを扱う前に相手状況を認知していること、相手に対して自分が優位な状況を作り出してボールを引き出せていることが必須であると僕は考えています。
ボールテクニックや仕掛けたいフェイントを使用することが目的になってしまい、状況を認知せずボールだけを見てボールを受ける選手が沢山居ますが、サッカーの本質や目的と乖離してしまい、本末転倒です。俗に言う、コネる困る焦る選手です。
オンザボールが上手い選手はボールの引き出し方も狙って動けている選手が多いです。

▶️逆が取れる
オンザボールが突出して良い選手の条件として相手の逆をつく能力が長けています。
●トラップ際から逆を取る
相手の位置や人数、ディフェンダーのプレス方向やスピード、正対した際の重心、目線、身体の向きなど。相手の状況を認知した上でプレスを外す方向へアクションを起こす。ボールを受ける前からボディーフェイントを入れ相手を足止めする、目線や身体の向きをフェイントとしトラップでプレスの逆方向へボールを置く。卓越した選手は自分にボールが入る前の段階から駆け引きを入れています。
卓越した選手は、ボールが入った瞬間にはもう勝っている😉
トラップ際から逆を取る事が得意な代表的選手としては、チアゴアルカンタラ・田中碧etc
●ドリブルで逆を突く
世間一般の方々はオンザボールといえばこのイメージだと思います。ドリブルで切り裂く、すり抜ける、華麗なテクニックで複数人をかわす。
SNSでよく紹介されている技術も、サイドアタッカーがキレキレに仕掛けるモノが多く紹介されていますね。
サイドでの相手との駆け引きが突出して上手い選手の共通点として、相手と正対するボールの持ち方があります。相手との間合いをコントロールしながら正対し、左右両方の選択肢を持って相手を惑わします。どちらにしかけるか・味方のサポートを活かすのか・ディフェンダーを迷わせ、揺さぶり、主導権を握り相手の嫌がるプレーを選択する事ができます。
代表的な選手として、メッシ・ネイマール・三苫・久保建英etc
●キックで逆を突く
ビルドアップの際に鋭いクサビを打てる選手や、相手の背中側・間を簡単に通せる選手、味方が走る先のスペースへ届けるようなパスを出せる選手。
フォワードではキーパーの狙いを逆手に取るシュートスキル。玄人が見ていて唸るようなプレーです。
これが出来る選手は、代表的なポイントとして視野が広く状況の変化を見逃さないということ、1秒2秒先を考慮していること、身体の向きを囮にキックの角度をつけることができること。
熟達したレベルの選手は空間認知のレベルが高く、人の動きを利用して、ピンポイントでキックの方向・強さ・足元・スペースを使い分けする事ができます。代表的な選手として、中村憲剛やデ・ブライネ、守備ラインからの配球は冨安etc
逆を取るという要素一つで考えても細かく細分化すればまだまだ沢山ありますね。今回は代表的なトラップ際・ドリブル・キックの3つに分けてみました。


ボールを失わない強み

オンザボールスキルが高い選手の条件として、見えている・逆が取れるということに加えて〝ボールを失わない〟という能力も欠かせません。

先述したように、相手が見えていて前進するべきではない局面で相手から遠い足でボールを扱う、身体や腕で相手をブロックする、プレスを逃がす様にボールを運ぶ、相手のディフェンダー複数人のうち誰がプレスをかけるべきか迷うよう守備陣形の継ぎ目にボールを置くなど。オンザボールスキルは華やかな部分に目がいきがちですが、こういったスキルが必要な場面は1試合を通して非常に多く、全ポジション共通して失わない技術、時にはキャンセル・キープ・ボールを守るスキルも重要です。
育成年代の選手達のプレーを見ていると、前前前💦
守備状況に関わらず前、蹴る、とにかく前進。。
という選手が多く、大体の新規選手指導の際には最初の数週間は大変です。
駆け引き・逆を突く・ボールを守り状況に応じてキャンセルするという部分は15年前も今も日本の育成環境で子供達にしっかりと届いていないような気がします。
ボールを失わない代表的な模範選手として、イニエスタ・家長etc


まとめ

ボールを持った際のオンザボールスキルが高い選手の代表的なポイントをざっくり紹介しました。

見えている
引き出せる
逆をつける
ボールを失わない

一見当たり前のように思えますが、これを一つ一つトレーニングで積み上げてきたプロフェッショナルな選手達。高強度の中でサラッとやってのけるわけですから、やはり化け物で、レジェンドですね😌

お名前出させて頂いた代表的な模範選手の皆様。
尊敬しかありません🙇‍♂️

ただ、それを越えていかなければその舞台には辿り着けないわけで。

やり続けるしかない、高い意識、強い意志で。
コツコツと🙂

さて、新しいトレーニングのオーガナイズを考えて子供達が将来の日本代表戦士になれるよう今日も頑張ります‼️


最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊
gisec sapporo

夢見るサッカーばか

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