見出し画像

オフザボールスキル


オンザボールとオフザボール


YouTube、TikTok、Instagramと、様々なSNS媒体では華やかなボールテクニックが沢山紹介されています。
※再生数、バズりやすさ手っ取り早い!?
勿論、ボールを持った時に違いを生み出せる選手が素晴らしいのは間違いありません。
特に育成年代ではまずパーフェクトスキルを身に付けていきたい。ボールを止める・運ぶ・蹴る・失わない・動きの中で、、、、挙げればキリがない程やる事は山積みです。

ただ、サッカーというスポーツは1人の選手が1試合にボールに触れられる時間が1〜2分といわれています。それ以外の時間はボールを持っていない状態で過ごすという事。
ボールの無い状況下で、何を狙い・どこにポジションを取り・いつどこへ動くのか。
攻撃のサポートだけではなく、守備時、味方がボールの争点でデュエルして勝利した際の攻防の切替時も含め全てオフザボールです。

例えば味方のシュートを詰めてゴールした選手を嗅覚で片付けてはなりません。
立派な予測と反応、意図を持って飛び出した先にボールがこぼれています。
何度も何度も繰り返しスプリントした先に、1試合で一度あるかないかのスペースに走り続けて奪ったゴールです😌

オフザボールの質を高める事で、ボールを引き出し・ボールを奪う。自らのオンザボールの機会を増やし、日々のサッカーライフの中でボールと沢山関われる選手になりましょう🙂


書籍紹介

ボールを持った味方に対するサポートの質を向上させたい。
子供達へわかりやすくコーチングするために理解を深めた書籍、僕が読んだ書籍をご紹介させてください🙂

すぐできる!サッカーオフザボール

こちらGAKKEN SPORTS BOOKSから、DVD付きの書籍になります。
ポジション別ボールの引き出し方、守備時の狙い方、レベルアップ編ではスローインの引き出し方やペアリングした味方との連携など。
個人として各ポジションでどのような役割と動きがあるのか、凄く分かりやすく解説されていて、小学生の選手達も読んでスッと理解できるような入門編になっています🙆‍♂️

オススメです😃
※私はGAKKENの回し者ではありません

最速上達サッカーオフザボール

こちらは成美堂出版から、同じくDVD付き書籍になります。
こちらもオススメで、基本の動きでは自分をマークする相手に対してどのようにかけひきするのか、サポートの種類や身体の向きも含め、オフザボールの肝となる部分が解説されています。
また、フィールドの低い位置から高い位置までどのようにボールを前進させていくのかオフザボールを絡めて順を追って丁寧に解説されています🙆‍♂️

※二人称ではなく、三人称、四人目とグループや全体で状況が見える。ある程度目の肥えている選手や指導者はすぐに腑に落ちる内容かと思います

小学校高学年以降の選手達にオススメです😃

サッカー崩しの教科書
こちら最後にもう一冊紹介させて頂きます。

こちらの書籍は子供達というより、11人制U-15以降・指導者向けになりますが、バルサやレアル、マンCをモデルにシーン別攻撃方法が紹介されていてAR動画からアプリを通して選手達の動きを確認する事ができます🙆‍♂️
中高校生や大学生、社会人サッカーをプレーしている方々やチームのシステムや攻撃方法が煮詰まって困っている方の問題解決のヒントになります。
機会があれば、是非一読頂ければと思います🙂
※私、色々な出版社の回し者ではありません💧

色々とサッカーの書籍がありますがオフザボールに関する本は少なく、需要の問題もあるかとは思います。この3冊はオフザボールへの理解が深まりオススメです😊


オフザボールの重要性

上記の書籍を読んで頂いた方は、よりオフザボールへの関心を深めて頂けたと思いますが、自身が良い状態でボールを引き出せている選手・ボールを奪った流れでスムーズに判断できている選手は、必ずその一つ二つ前のシーンでポジションや身体の向きを調整しながら首を振り状況を認知しています。

ボールが入ってから周りを認知しようとする選手や状態が悪い中でトラップそのものにプレッシャーを感じている選手は、プレースピードが遅く・判断が遅れ・相手のプレスを強く受ける形になります。
プレーレベルが上がれば上がる程、一つ一つのボールや人の移動スピードが上がりますね。オフザボールが苦手な選手は、予測が追いつかなくなり・思考が止まり・足が止まります。
よく自分の学年やチームではエース級の選手が飛び級した場合やトレセンの地域レベルから都道府県選抜、ナショナルトレセンへ昇格したもののプレーレベルについていけない選手によくある現象です。

このように、日頃のトレーニングからオフザボールの予測と判断、ポジションの修正と狙いを持った過ごし方を怠れば、レベルが上がった後に後悔する事になります。

選手達は、日常のサッカー環境からボールを持っていない時間の使い方を意識してみてくださいね😌


まとめ

ボールを持った時に最大のパフォーマンスを発揮するために、ボールを持っていない時間の使い方にこだわる。
ライバルに差をつけるための一手として、オフザボールに向き合ってみてはいかがでしょうか

〜全てのサッカー少年少女達が上達します様に〜
gisec sapporo

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?