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人からの虐待を受け、完全に心を閉ざしてしまった柴犬にアナタの人生の最後を看取ってもらえたら人として、どんな気持ちになれるんだろうか? 第十話 10月初旬の秋晴れの日。 母親と奈津はナツを連れて三人で公園へと出かけた。 母親「じゃあ奈津ここで、シート広げてお弁当たべようか?」 奈津「うん!!」 母親「いっぱい作ってきたから、全部残さず食べてね!」 ナツをドッグカートから降ろし、2人はシートに座りお昼ご飯を食べ始めた。 奈津達の前の丘の上では、昼の散歩で訪れている
人からの虐待を受け、完全に心を閉ざしてしまった柴犬にアナタの人生の最後を看取ってもらえたら人として、どんな気持ちになれるんだろうか? 第九話 奈津が自宅での療養になり、帰宅に備えてナツをセンターから奈津の自宅へ戻す事になった。 奈津「ようやくナツに会えるんだね!良かった。」 母親「良かったね!ナツも家で待ってるから早く帰ってあげようね」 車に乗り母親の運転で家に向かっている車中で、お爺さんと散歩をしている柴犬を見て奈津は母親に問いかけた。 奈津「ママ、なんでナツは