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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2019年12月の記事一覧

ゆくククブク、くるククブク

書店員の選ぶ2019年のベストcookbook #1 最近更新が滞っていましたが、年末最後のこのストーリーだけはお届けしなければ。 アメリカの公共ラジオ局・KCRWの人気番組、「グッド・フード」の年末恒例企画。 サンフランシスコのcookbook専門書店の目利きオーナーが、今年1年間に発売されたcookbookのなかからオススメのものを紹介しています。 今年は10のカテゴリーで合計22冊が登場しますよ。 例年通り、年をまたいで「ゆくククブク編」「くるククブク編」の2回

ぼくたちの酸っぱい

フルーツから発酵食品まで「酸味」を集めたcookbook 味覚を構成する5つの要素「五味」。 それは一般に「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」だと言われていて、それぞれをタイトル名に掲げたcookbookというのもこれまで発売されています。 さすがに「塩味」はありふれていて、それだけを特集したcookbookというのはないみたい。 今日ご紹介するのは、残りのひとつ「酸味」に焦点を当てたcookbookです。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

母と娘の“テーブルマナーズ”

2020年以降発売のcookbook情報 その2 どこよりも早いcookbook新刊情報、の続きです。 情報元は、元Eater編集者のフードライター、ポーラ・フォーブスが運営しているメールマガジン「Stained Page News」から。 彼女もまたcookbookを出版していて、2018年3月にテキサス州オースティンのご当地cookbook『The Austin Cookbook: Recipes and Stories from Deep in the Heart

モモフク総帥は波乱万丈の昔話を語るのか

来年以降発売になるcookbookの噂 どこよりも早いcookbook新刊情報。 最近はEaterで新刊情報を取り上げなくなっているので、今回はぼくが購読しているメールマガジン「Stained Page News」から。 このStained Page Newsは、元Eater編集者のフードライター、ポーラ・フォーブスが運営しています 彼女は、閉鎖間近だった雑誌Lucky Peachのウェブサイトに『Six Seasons: A New Way with Vegetabl

奇妙なアヒルにゃ仲間がいっぱい

オースティンのレストランが年鑑形式のcookbookを発売 トラック1台からフードビジネスを立ち上げ、アワードの常連として名を連ねるほどの有名シェフになるひとというのは、けっこういたりします。 ジョン・ファヴローが監督/主演を務めた映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、実際のLAのシェフであるロイ・チョイがモデルになっていると言われていますが、 彼も韓国焼肉のタコスをフードトラックで販売するビジネスから、数々のレストランや料理番組を抱えるセレブシェフにのしあが

アートとイートが近づくところ

MoMA PS1のカフェのシェフによるcookbook 芸術の秋、ということで。 アート関係のニュースを読んでいたら、こんな記事を見つけました。 ニューヨーク近代美術館(MoMA)には「MoMA PS1」というオルタナティヴ・スペースがあるんですけど、そこで11月14日にポップアップディナーが開催されたんだそうです。 シェフを務めたのは、アート関係のイベントなどでケータリングフードを手がけているミナ・ストーン。 彼女は2015年に『Mina Stone: Cookin