マガジンのカバー画像

ククブクの味見

626
海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
運営しているクリエイター

2018年5月の記事一覧

もうタコスなんかつくりたくない

幼稚園に入る前の子たちが作った大爆笑必至のcookbook今日は、アメリカから届いたcookbookに関するちょっとほっこりするお話を。 親戚の家でとあるcookbookを見つけた男性が、その画像にコメントをつけてツイッターに投稿すると、たちまち話題になったんだそうです。 これが、その最初の投稿。 コメントにはこう書いてありますね。 甥っ子のイーサンのプレスクールの教室でcookbookを作ったんだけど、みんな自分でレシピを考えたんだって😂😂 面白すぎてぼくにはとても

グルマン世界料理本大賞2018が発表に!

日本からは『アメリカ南部の野菜料理』など6作品がグランプリ🏆ククブクでは普段は英語圏のcookbookばかりをご紹介していますが、日本はもちろん、世界には優れたcookbookが数多く存在しています。 そんな世界各地で出版されている優れたcookbookを言語にかかわらず顕彰しているのが、フランスのアワード「グルマン世界料理本大賞」。 昨年5月にもククブクでご紹介しましたね。 グルマン世界料理本大賞2017、発表! | ククブク 年に1度開催されているその授賞式が、今

ヘイヘイ、ウィー・アー・ザ・タイマーズ!

いつでも君と笑っていられるcookbookをマンチーズがリリースちょっとエッジの効いたニュースや動画で、若者の心をつかんで離さないヴァイス・メディア・グループの、フード情報メディア「マンチーズ」。 MUNCHIES セレブシェフが夜の街に繰り出す「Chef’s Night Out」や、「まいうーラッパー」ことアクション・ブロンソンがホストを務める「F*ck, That’s Delicious」などの人気番組は、ククブクでも関連cookbookとともに今までにご紹介してきま

cookbookは心あたためてくれる人生の来訪者でなくてはならない

The 2018 Piglet 決勝戦『Night + Market』vs.『Kachka』今日まで全15回にわたって、2017年に発売されたcookbookのナンバーワン決定戦、「The 2018 Piglet」の実況中継をしてきました。 本日はいよいよ最後の試合。決勝戦です。 ここまで幾多の戦いを勝ち上がってきたのは、クリス・イェンバムルーン、ギャレット・スナイダーの『Night + Market: Delicious Thai Food to Facilitate

オールタイムベストは「鼻先から尻尾まで」

続報、cookbookのサブスクリプションサービス先月、cookbookのサブスクリプションサービスの「ckbk」についてお伝えしました。 料理本にもサブスクリプションの波が押し寄せ | ククブク 月額料金を支払えば、何千冊もあるcookbookの電子版を自由に検索・閲覧でき、お気に入りレシピの保存やシェアなども手軽にできるサービスでしたね。 正式なローンチはまだのようですが、イギリスの新聞「デイリー・テレグラフ」のウェブサイトで、その機能の一部がわかるような記事が掲載

クリスマス・キャロルが流れるころには

セレブシェフのレシピがついた文学作品が2冊同時刊行料理本と文学作品の親和性については、このククブクでもなんどもお伝えしてきたところですが、 cookbookはたまたまレシピが載っているだけの文学作品 | ククブク カレーは飲み物、cookbookは読み物 | ククブク AP通信によると(おお、これいちど言ってみたかった!)、この秋に文学作品とcookbookを完全にミックスした書籍がアメリカで刊行されるのだそうです。 Publisher mixing recipes

金曜日のcookbookランキング

#070 イギリス名庭園のcookbook新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 5月最後のランキングをお伝えします。 先週の土曜日に、今年初のバーベキューをしてきました! 友人の結婚をカジュアルにバーベキューでお祝いしようという集まりだったのですが、直前まで雨予報が出ていたので、ドキドキしながら当日を迎えました。 幸いにも雨は明け方のうちにあがってしまい、みんなが集まるころには良い天気に。 お肉は牛カルビやステーキ肉などを、近所

キューバのリズムでパスタをすすりゃ

6月に発売されるcookbookプレヴューアメリカの出版業界紙「パブリッシャーズ・ウィークリー」のウェブサイトに、6月に発売されるcookbookのプレヴュー記事が掲載されていました。 Cookbooks Preview: June 2018 | Publishers Weekly この新刊プレヴューって、毎月連載されていたんですね。 全然気がつかなかった。 今月は、全部で6冊のcookbookが紹介されています。 イタリアとキューバの食の風景を旅し、インドのストリ

キミはくつろいで座っておるかね?

cookbookを多く手がけた画家の表紙画集が発売イギリスの新聞紙「ザ・ガーディアン」のウェブ版に、画家エドワード・ボーデンが表紙を手がけたcookbookについての記事が掲載されていました。 Vintage cookbook jackets by Edward Bawden – in pictures | The Guardian ボーデンといえば老舗デパート「フォートナム&メイソン」の広告アートも多数手がけ、ククブクでは昨年7月にご紹介したcookbook『The C

ギリシャ+フランス+アトランタでキーマ

モダンギリシャ料理のcookbookが9月に発売フード情報サイトEaterのアトランタ版に、市内のギリシャ料理レストランがcookbookを出版するというニュースを掲載していました。 Greek Cookbook, Olive Oils Coming From Kyma Chef Pano Karatassos | EATER Atlanta ギリシャ料理というと、日本ではムサカが有名なくらいですが、ほかにはどんなレシピが載っているんでしょうかね。 記事の中身を見ていき

ヘルシンキの若者がペストリーの夢を見ているとき

ミネアポリスのベテラン料理家は朝もやの中で新刊が発売日本でスカンジナビア料理が一般に広く認知されるようになったのって、各地にIKEAができてからですかね。 これに対し、アメリカではもっと古く、1960年代に家庭にスカンジナビア料理を紹介した人物がいます。 それが、この5月に最新のcookbookを出版したベアトリス・オジャカンガス。 新刊は朝食に焦点をあてたものになっていて、そのレヴュー記事がミネソタ州ミネアポリスのフードマガジン「へヴィ・テーブル」に掲載されていました

あの頃のチョコレートチップクッキーをとりもどす

ニューオーリンズの話題のペストリーシェフがcookbookを発売ぼくはチョコレートチップクッキーが好きなんですが、最近はミスターイトウのも、ブルボンのも、サイズがあまりにちいさくて、食べた気がしないんですよね。 そうそう、これくらいはあってほしいんだな。 このインスタグラムの投稿は、ニューオーリンズにある「ウィラ・ジーン」というレストランのものなんですが、このミルクと相性抜群のチョコレートチップクッキーが、家でも作れるようになるみたいです。 フード情報サイトEaterの

女性シェフ、なんてことばはいらない!

レストラン業界にはびこる性差別を追ったドキュメンタリーが、今秋公開フード情報誌Eaterに、新作ドキュメンタリー映画の情報が掲載されていました。 New Chef Documentary ‘The Heat’ Looks at Eight Women Changing the Restaurant Industry | EATER この映画『The Heat: A Kitchen (R)evolution』が取り扱っているのは、レストラン業界における女性の地位の問題。

金曜日のcookbookランキング

#069 自己免疫不全なんかであきらめない!新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 5月第3週のランキングをお伝えします。 暑い日が続いていますが、今週は千葉市に出かけてきました。 目当ては、このツリーハウス。 千葉公園の近くにある「椿森コムナ」というコミュニティシェアスペースのなかにあります。 椿森コムナ TUBAKIMORI KOMUNA 公園内にはカフェバンビというフードトラックがあり、そのほか日替わりのフードトラックが出