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いつの時代も「いいもの」を作ってるプレイヤーが勝ってるって話

Appleを企業の成功事例として取り上げる人は多いけど、

あらゆるチャネルに跨ったブランド体験とか
iTunes&App Storeのサブスクモデルとか
スタイリッシュなハードウェアとか
それらばかり注目されていますが、
iPhoneのあの圧倒的に滑らかで正確なGUIのことにフォーカスする人は今となっては少ないね。

当時、ガラケーやAndroidやブラックベリーやパソコンを駆逐したのは、まずその圧倒的に洗練されたインターフェースだと思っている。
(繰り返すけどGUIの審美性ではなく操作性の良さ。見た目もクールではあったけど)

GUIの洗練度に比べたら、それ以外の評価ポイントは正直オマケというか、何やってももてはやされただろうというのが私の意見。


日本の家電メーカーが苦境に立たされはじめた00年代は、その「機能過多」が問題視されていた訳ですが、その後現れたスマートフォンが数多のアプリを提供していることを思えば、その指摘は正しくなかったと言えます。

機能の多さが問題なのではなく、単にそれらの機器のインターフェースがいけてなくて使いづらかっただけです。だから機能の価値を享受できなかった。
テレビとかレコーダーとか、その最たる例。申し訳ないけど。あのリモコンとメニュー画面構成がUIとして本質的にまずいってそろそろ気付いてほしい。

どこまでいってもツールやサービスが愛されるのは使い勝手の良さであり、デザインするならとにかくそこんとこじゃないでしょうか。

「デザイン経営」とかも、そういう方向にフォーカスしていってもらえたら嬉しい。

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