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カンボジアから2年ぶりに日本に帰ってきて

感じたこと。
寒い。とにかく寒い!
でも、その寒さが心地いい。
年中暑かったカンボジア。
「さむ~」って言いながら
コートを身にまといながら歩くことが久しぶりで、無意味に外に出て歩いた。(笑)

2年経っても、変わらない故郷の里山の風景に、ほーっと安心した。
そして、毎日飼い犬に癒される。(笑)
両親が作っている(実家が農家)野菜がうますぎる。。(泣)

久々の満員の公共交通機関(泣)に乗って、街に繰り出すと、
少し変わった街中の風景に、
感動して、ちょっと泣きそうになった。

でも、気になったのは街の人々。
マスクをして、少しうつむきかげんにはや足で歩いている人が多い。
眉間にしわを寄せたままの人。不安げな顔の人も…。もちろん、楽しそうな人もいるけど。目を合わすことはない。
カンボジアでは、知らない人でも、「ハロー!」って言って、顔をみて、にっこりしてくれる人もいたけど‥‥。(トゥクトゥクの客引きであることも多かったけど(笑))…話しかけられることはほぼ無い。
なんか無性に寂しくなった。

そして。
一番の心の変化は、
『焦らなくなった』
こと。
そのことに気づいたのは
電車に乗る時。
「ほら、急いで!今行けばまだ間に合うよ!」
友達がそう急かした。
私はまだ券売機で、
チケットを買っているところだった。
「え?それには乗らないよ?」

それが私の第一声。
自然とそんな気持ちになった。
『焦って乗るぐらいなら、次待つよ。。』
と。
以前ならば、
「ほんまや!早く乗らなきゃ!」
て思ってたけど、
カンボジアでは時間通りに来ないなんて、日常茶飯事。
30分から1時間待つことも。
だから、
数分まてばまたすぐ来るんでしょ?
じゃ今焦って乗らなくてええやん
て思った。
結局その電車は意外と停車時間が長くて
乗れたのだが(乗れたんかい笑
友達は「なんでさっき、乗らないって言ったの?」と不思議そうな顔をしていた。
そうだよなー。。これが日本人感覚ーーー…。?

「周りは焦ってるんですけど、私は焦らなくなりました。」
帰国時にお迎えしてくれた、元マレーシアの隊員から聞いた言葉だ。
その方はマレーシアから帰国し、働きはじめて一年経ったという。
「行く前と後で、働き方とかなにか変わったことはある?」

と聞いた時に、この答えをもらった。
自分も同感だな。。
と同時に、
行く前は日本で小さなことで焦っていた自分がいたことに気づくことができた。
カンボジアでは「ムオイムオイ(ゆっくりゆっくり)」
と自分に言い聞かせて日々生活していたが、
日本で暮らす今こそ、自分にとって必要な言葉なのかもしれない。


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