見出し画像

大阪の日本画にみるフラワーディスプレイ

1年ぶりに中之島美術館に行ってきた。

北野恒富「宝恵籠」

絵を見る時もついついフラワーディスプレイ目線でみてしまう。ほぼ無意識だけど飛び込んでくるというというか、目につくという表現の方が近いかも知れません。

そんな作品のひとつ
菅楯彦「竜頭鷁首図屏風」
四天王寺さんに所蔵されている名作で補修がおわって一昨年(2020年くらい)くらいから公開されるようになった作品だそうです。

舞楽の楽団などが船に乗っている様子が描かれているのですが、その屋根の部分にフラワーディスプレイが施されているのです。
右の手前は桜、奥は紅葉。
左は丸にチョンがついているので多分菊だと思われる。
枝も一緒に描かれていて、多分アートフラワーだと思うのだけれど材料は何でつくっているのだろう・・・・・これってどうやって取り付けているんだろう・・・・と絵の前でワクワクとあれこれと考えを巡らせておりました。

大阪中之島美術館の菅谷館長さんを囲んでお話をうかがうという大変貴重な機会も頂いて、構想から約30年かかった美術館が出来るまでのエピソードや運営のあれこれをお聞きしました。色々な人のご苦労があって今、大阪のここに飾られている絵画たちに愛おしさを感じました。

大阪の日本画 2023年4/2(日)まで
大阪中之島美術館


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?