藤本潤の自己紹介。なぜアーティストになったのか。幼少期編

今日は天赦日という日で、新しいことを始めるには最高な1日なんだと友人に聞きました。
そしてたまたまふと始めようと思ったnoteなんですがそういうことで初回からとても愛着が湧いてきました。
門出に相応しい日ということで自己紹介をさせていただきます。

本名は藤本潤。1993年10月5日熊本県の天草で生まれました。
引っ越しを多く繰り返していたのと両親が共働きだったこともあり、祖母と過ごす時間が多かった幼少期でした。
天草で祖母はスナックを営んでおり、よく寄っては昔の遊びや歌を常連のお客さんに教えてもらっていた記憶があります。
祖母がオープンの準備をする隣で店に置いてある笠を被りオモチャの刀を振り回し妹と遊んでいた記憶もあります。

昭和歌謡が流れる薄暗い空間に埃っぽい匂い、年期のいったベロアの様な生地のひとつ足の椅子が並んだカウンター。
今思えば華やかなようで落ち着いた光沢のない安らぎのあるあの時間が今日の自分を強く形成している様にも感じます。
物心がつき始めた頃には菊陽町という自然と閑静な街並みが隣接しているどこにでもありそうな穏やかな場所で育ちました。
そこからも引っ越しを繰り返したりしたのですがまた菊陽町に戻って来たので天草が生まれた故郷、菊陽が私の育った故郷になります。
昔から変わった子だと言われていて、1人でどこにでも行ってしまいよく親を困らせていたそうです。
保育園の頃の友人の話ではクレヨンしんちゃんのブリーフを前後逆に履いていたそうで彼が「潤それ逆だぞ？」といったら当時の私は「だってこうじゃないとお尻のしんちゃんが見えない」と言っていたそうです。
当時の記憶が無いながらその話を聞いた時は自分でもゾッとしました。
また小さい時から物作りが好きでお絵描きや泥団子作り、粘土遊びをずっとしていた子供で熊本城のお絵描き大会、動物園の粘土大会にも毎年行っていました。
人とのコミニュケーションがとても苦手だったことや引っ越しも多かったのでなかなか友人ができず、創作が唯一の友達だったのかもしれません。
そして何より上手な絵が描けたり綺麗な泥団子が作れたりした時はみんなが褒めてくれ、自分を見てくれると子供ながらに思っていたのだと思います。
それは今も変わっていないように感じます。
物作りが自分にとって唯一人と繋がれるコミニュケーションのツールだったのです。
ですが決して人が好きだったわけでは無く、やはり物作りや表現が自分にとって一番居心地のいい瞬間で楽しいものだったのだと思います。
歌は何よりそうだったと思います。
授業中やテスト中、帰り道や1人の時、先生に怒られている時、友達から「音痴うるせー！」と言われている時。
どんな時も鼻歌や歌は自分に表現を与えてくれ楽しい気分にさせてくれました。
その感覚がラッパーjumLiv、アーティスト藤本潤を作ったのだと思います。
ここで”音楽”ではなく歌詞の存在する”歌”だったことが今の自分にとても大きく影響しています。
もちろん音やメロディー、旋律(難しいことはわかりませんが)も大好きで作曲もしますがやはり自分の中でど真ん中に鎮座していたものは歌であり言葉でした。
創作であり人と繋がれる表現。
そしてもっとも苦手としていた言葉という手法。
小さな時から向き合ってこれなかった会話というものに潜在的に向き合おうとしていたのかもしれません。
なので当たり前の様ですが私にとって音楽とは楽しさの追求であると同時に苦しみと向き合う会話でもあるのです。
そしてそれをよしとして後押しをしてくれたのはこんな自分を育ててくれた家族、こんな自分を友と思って一喜一憂してくれた仲間達でした。
今まで関わってくれた多くの人達との会話で今の自分があります。
そのことに感謝の意を込めてこれからも言葉を綴っていきたいと思います。

自分の過去には前半の前半しか触れれなかったので次回かその次にでも前半pt2を書けたらなと思います。

ご静読ありがとうございました。

藤本潤
熊本出身。
1993年生まれ。
作曲、プロデュース、映像ディレクターなど幅広く手掛けるアーティストでもあると同時に、クリエイティブ集団Transistory Projectの運営も行なっている。
ラッパーではjumLiv(ジャムリブ)の名義で活動をしておりHIPHOP集団Before Sleepin' showerのリーダーも務めていた。
日本語と和の精神をスタイルとしたジャンルレスに表現を行うアーティストである。
ストリーミング配信
https://www.tunecore.co.jp/artists/JUN-FUJIMOTO#r752260
Transistory Project - 雪のあかり
https://youtu.be/AbsiZP6TNRg
藤本潤 - YES
https://youtu.be/wEQILKzffTY

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