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After Especia

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良質なサウンドと秀抜なグルーヴ、ささやかなギミックでカルト的なファンを生んだ、ワンアンドオンリーなガール・コレクティヴ“Especia”出身メンバーのその後の観賞記をまとめました。
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#音楽

Especia“the Second”は失敗だったのか

 堀江系ガールズ・グループとして誕生したEspecia(エスペシア)が、早いもので結成から10周…

Especia10周年イヴェントが示したもの

 東京で言えば、裏原宿や代官山に当たるのだろうか。大阪のオシャレ街“堀江”発のガールズ・…

HALLCA @CHELSEA HOTEL(20230108)

 二つの涙とシンガーとして芽吹いた自我。  振り返ってみれば、2019年の自身の誕生日に行な…

Mia Nascimento @月見ル君想フ(20230122)

 多彩な表情と才で魅了した、心新たなメイデン・ヴォヤージュ。  紆余曲折あったものの、よ…

HALLCA @GRAPEFRUIT MOON(20230416)

 しなやかな気概も忍ばせた、盟友との余情溢れるステージ。  "気持ちを新たに”という想い…

Mia Nascimento @Red Cloth〈Meta Lyric〉(20230522)

 仄かに垣間見えた、豊かな表現力へのアップデート。  1月の1stワンマンライヴ以来、少し時…

kiarayui × HALLCA @LIVE HAUS(20230604)

 歌という“引力”が引き寄せた、唯一無二のムーン・ステージ。  アメリカでは6月の満月のことを、先住民のネイティヴアメリカンが苺の収穫時期になぞらえて名付けたという「ストロベリームーン」と呼ぶらしい。サマーシーズンは太陽が高く上がるのに比べて月は1年のなかでも最も低い軌道を通ることから、朝日や夕日のように赤みがかって見えるという一説もある。実際にはストロベリーというほどの赤みはないが、ほんのりと赤が挿したように感じられる色とそのネーミングによって、恋愛や願いが叶う力を秘めた

HALLCA @LIVE STUDIO LODGE(20230717)

 感謝と希望が充溢した、愉悦のメモリアル。  「音楽が心の底から楽しいと思えてきている」…

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WAY WAVE w/ 仮谷せいら、脇田もなり、PARIS on the City! @GARRET udagawa(2023091…

 愛する演者たちとの饗宴で沸かせた、節目と門出のステージ。  “私はあなたのソウルシスタ…

脇田もなり @代官山SPACE ODD(20230923)

 “UNI”という幸運の呪文が導く、シンガーとしての喜悦と未来。  2019年リリースの『RIGHT…

2023年に聴くEspecia『GUSTO』

 シティポップだけに囚われないEspeciaを、あらためて。  惜しまれながらも2017年3月末に解…

HACCLA @CHELSEA HOTEL(20231104)

 香り高き声と泰然が導く、成長と躍動を湛えた祝宴。  11月2日で30歳となったシンガー・ソ…

Mia Nascimento pre. 〈FRIDAY NIGHT〉@mona records(20231117)

 4色の彩りが交差した、フレキシブルなガールズ・ナイト。   引き締まった褐色のボディと…

脇田もなり @LIVE STUDIO LODGE〈Make Happy!!〉(20231122)

 白のトライポッドで描く、ソングストレス・ナイト。  代々木駅の目の前にあるライヴハウス「LIVE STUDIO LODGE」の恒例イヴェント〈Make Happy!!〉にHau.、脇田もなり、ジョナゴールドがラインナップ。ようやく本格的な冬模様を迎えてきた祝日前夜に、3名のフィメール・ヴォーカルの声色を味わった。  LIVE STUDIO LODGEに集ったのは、Hau.のファンがメインだったか。色とりどりに変色するペンライトをかざすジョナゴールドのファンも少なくなく、