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井の中の蛙は実は勝ち組なんじゃないか


ローカルな限られた世界で戦って勝つことは、その人にとっては良いことかもしれない。


普段は、名前だけ外資の、中身コテコテ日本企業で会社員をしているものです。
僕の勤める会社では、それはまぁ、たいして仕事もしていない上司がいたり、バイト感覚で遊びに来ていいるような社員もいたり、この会社を出て、一般市場に放り出されたら、生きていけるのかなという人も、ちらほらいます。

大抵の日本企業の御多分に洩れず、ほとんどの人が英語ができません。喋りはもちろん、メールやチャットもできません。仕事はどんどんグローバルになり、英語でのメールや会議などがかなり増えてきており、オンライン英会話を法人契約で導入したりして頑張っているようですが、英語を使えて仕事をしている人はごくわずかです。

そんな会社ですと、英語がちょっとでも喋れる人は、そこそこ仕事ができる扱いを受けます。翻訳を頼まれたり、英語会議で代表してしゃべったり、色々と出番があります。
普通だったら、英語が喋れるだけで=仕事が出来る事には全然ならないわけですが、こういった環境ですと、他よりも一歩抜きん出てることになってしまうわけです。

ここで、普通であれば、「市場に出れば英語が喋れる人材は沢山いますし、英語が少しできるだけでは、勝ち目がないこと」は分かります。そもそも、海外市場と比較したら、彼らは母国語のようなものなので英語喋れない人の方が少ないでしょう。
つまりは、英語を武器に世界に打って出ようとしたら、相当なレベルの高い物が最低でも求められるわけです。それは様々な専門性を兼ね備えた上での英語でないと話になりません。


が!しかし!


この会社では、英語一本責めで勝てます!!


つまるところ、井の中の蛙もそれはそれで楽しいのでは無いでしょうか?


世界基準の絶対的な実力基準で戦おうとすると、相当なスキルと経験が求められます。オリンピックなどはそうですね。そんじゃそこらの一般人では、予選大会に出ることすら叶わないでしょう。

でも、相対基準で実力が決まる、ローカルな世界では、それが通用します。それどころか、金メダルも取れちゃうかもしれません。


地球という同じ世界で戦っているにもかかわらず、ここだけベリーイージーモードな世界観が成立しているわけです。

とても不思議ですね。


世界基準でベリーハードモードで戦って、挫折をしてしまってこの世の終わりだと思ってしまっても、世界にはイージーモードの世界観がどこかに必ず存在していると考えると、少しは心に余裕ができるかもしれません。


しかし、これは、あくまでも挫折した時の精神論のようなものだと思いますので、皆さんも本気にしてはいけません。

大海を知ってしまったら、井の中でぬくぬくと暮らしてなどいられませんね。



僕自身は、この世界を1%でもよりよくしようと魂を削って、日々生き抜いていきたいと思います。

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