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花粉症の方におすすめのハーブティー5種

3月ももう末らしいですね。
2月だって終わったのもつい先週くらいな気がするし、多分嘘だと思います。

前回「ワインの記事を書きます」と言ってからもう何週間が経過したか分かりませんが、成城石井であれもこれもと飲み比べていたら情報量と支出額がキモくなってしまい、途中で投げ出してiPhoneカバーを作りました。宣伝。

https://suzuri.jp/_June_ray
頑張って描いたので見ていただけると嬉しいです。ワインの記事もやがて公開されることでしょう。


突然ですが皆さん。

鼻水、出ていますか!!!!!??!!??

出ていますよね?

いきなり高いテンションで訊いてしまいすみません。でも鼻水は全員もれなく出ていると思うので、今回は花粉シーズンに合わせて、JUNERAYが愛用しているおすすめのハーブを紹介したいと思います。

有効成分が即効く!!が長所のお薬と違って、ハーブティーは毎日少しずつ飲んで、体のメンテナンスをするためのものです。
このハーブを摂れば鼻水が出なくなる!というほどの効果はありませんが、対処療法に飽きてしまった方は、体質改善…と呟きながら穏やかなティータイムを過ごしていただければ幸いです。

なお、ハーブによっては妊娠中の摂取に注意が必要なもの、人によってアレルギーを引き起こす可能性があるものもあります。
ご自身の体調と共に、一度確認した上で常飲していただくことを強くお勧めします。


ルイボス

作用…抗アレルギー、抗酸化
適応症状…循環不良、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状

無印良品等でペットボトルのものを飲まれたことがある方もいらっしゃるでしょう。
心の中の「ちょっと癖があるけどまあ飲めなくはない、毎日は飲まないであろうお茶」の引き出しに入っていませんか?

たしかにルイボス単体で飲むと、まあそこまで美味しくもなく…不味すぎもせず…といった感想ですが、実はルイボスの効能を高めるには、数分煮出してから飲むのがいいそうです。
こんなことしたら濃くて渋くてますます癖が強いお茶になっちゃうじゃん!!と怒りながら鍋で煮出していたのですが、あることに気がつきました。
牛乳、入れると、おいしい。

ルイボスの濃さとクセが、牛乳によってまろやかになめされている感じがします。
なんなら蜂蜜も入れちゃう。
甘ーい!!飲みやすーい!!うれしーい!!
朝焼きたてのトーストと合わせて飲むと、程よい香ばしさと共に焦げ茶色い食卓を賑わわせてくれます。

効能としては抗アレルギーハーブの代表格と言ってもいいほど。他にも抗酸化作用とかむくみ緩和とかまあ色々あるらしいんですけど、今は花粉のことしか考えられないので置いておきます。


ネトル

作用…浄血、造血、利尿
適応症状…花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状、痛風、リウマチ、尿道炎

イラクサと呼んだ方が馴染み深いかもしれません。
素手で触ると痛痒くなっちゃう草ですが、お茶にして飲むと抗アレルギー作用があります。
味はほんのり緑茶っぽい。
というか、特筆すべき味の特徴がない。
緑茶がお好きな方は混ぜて飲んだりしてもいいかもしれません。
わたしはペパーミントと1:1で混ぜて飲んでいます。

利尿作用があるので、寝る前やここぞというときに飲むのは避けたほうがいいかもしれません。


エルダーフラワー

作用…抗アレルギー、抗カタル、発汗、利尿
適応症状…風邪やインフルエンザの初期症状、花粉症などのカタル症状

エルダーフラワーって、IKEAでコーディアルが売っているイメージしかなかったのですが、お茶にして飲むと思ったより香りがいい感じ。淹れている最中のテンションが爆上がりするので、気に入ってしょっちゅう飲んでいます。
何のお茶飲んでるの?と訊かれて「エルダーフラワーです」って答えられるの、ちょっとお洒落っぽくないですか?そんなことないですか?めげずに話を聞いてくださいね。

効能としては、呼吸器の粘液をきれいにしてくれることで知られています。
花粉症はもちろん、発汗作用もあるので風邪の引き始めに効果的。

ぜひエルダーフラワーで画像検索していただきたいのですが、花自体もが可憐で美しいものです。
きれいなお花をお茶にして飲んでいるというだけで、なんとなく、鼻づまりのイライラも解消される気がしてきます。

これも利尿作用があるから、渋滞している車の中で飲んだりするのはやめてね。


ペパーミント

作用…駆風、健胃、制吐、鎮痙、賦活のち鎮静
適応症状…鼓腸、食欲不振、過敏性腸症候群

ご覧の通り、花粉症をはじめとしたアレルギー症状に適応する効能はありません。
でもさあ。でもよ。
鼻がスースーすると嬉しくない?
鼻が、スースーすると、嬉しくない!!?

洗濯物を取り込んで、ふと柔軟剤の香りがすると嬉しいとか。
意中の人からいい香りがしてますます好きになっちゃったとか。

そういう気持ちレベルで、鼻がグズグズのときにスースーしたものが口に入ると嬉しくなってしまう。
想像してください。
これは想像力の問題です。


ローズヒップ

効能…緩下、ビタミンC補給
適応…風邪やインフルエンザなど感染症の予防、便秘、炎症や発熱によるビタミンCの消耗

カルディ編でも紹介しましたが、ビタミンC爆弾ことローズヒップ。
煮出して飲むと、出汁のような旨味とほのかな酸味が楽しめます。
先日試しにローズヒップで出汁を取ってトマトスープを作ったらかなり美味しかったので、料理へのアレンジも期待できるかもしれません。

(ちょっとここから難しい話をするよ!面倒な人は読み飛ばしてね!)
花粉で鼻水が出てしまう原因は主にヒスタミンの分泌によるもので、抗ヒスタミン作用をもち免疫機能を向上させるビタミンCは、花粉症の人ができるだけ摂取した方がいい栄養素といえます。

また、人体の免疫細胞の6〜7割は腸に集中していると言われています。
腸の免疫バランスを整えるために推奨されているのが、特定保健用食品にも指定されているヨーグルト。
腸まで届く乳酸菌(そして腸内で食べられてしまう乳酸菌) が善玉菌を増やし、過剰なアレルギー反応を抑制します。
(難しい話はここで終わりだよ!続きを読んでね!)

つまり、継続してビタミンCとヨーグルトを摂っておくと花粉症にめちゃくちゃいいらしい。

わたしがヨーグルトに混ぜて食べている、ローズヒップの蜂蜜漬けのレシピを下に載せておきます。

材料


・保存瓶…200mlくらいのもの
・純粋蜂蜜(花の種類はなんでもOK)…180ml程度
・乾燥ローズヒップ…大さじ1〜2(お好みで)
・ウォッカやスピリタス等…瓶の殺菌に使います。なければあらかじめ瓶を煮沸消毒しておきましょう。

作り方はわざわざ「作り方」と書いて手順を踏んでいただくほどのものではありません。
ウォッカ等の飲用アルコールを染み込ませたキッチンペーパーで瓶をきれいに拭き、ローズヒップと蜂蜜を入れて混ぜるだけ。
あとは1日1回ひっくり返して、様子を見ながら1週間程度放置しましょう。
ローズヒップが蜂蜜の水分を吸ってふやけ、食べられるようになります。

(写真では瓶の8割程度しか入っていませんが、本当は瓶の縁いっぱいまで蜂蜜を入れた方がいいです)

蜂蜜は成分の大半がブドウ糖や果糖などでできていて、ヨーグルトの菌たちはこれを食べて増殖します。
餌と菌を同時に食べて体内で増やすなんて一見ものすごく猟奇的なことをしている気がしますが、お腹にいいならなんでもいいですよね。

ローズヒップは便秘解消の効果でも知られていますが、摂りすぎると逆にお腹を下すので、適量を心がけましょう。


以上、花粉症がつらい方々にオススメのハーブ5種でした。

わたしは毎年酷い花粉症で鞄に箱ティッシュを入れて出かけていたのですが、ハーブと蜂蜜、ヨーグルトを摂るようになってからは朝晩の点鼻薬だけでなんとか生活できるようになりました。
もちろん効果には個人差がありますが、花粉症の原因にストレスの蓄積もありますから、日々の生活に小休止を挟むつもりでお茶を淹れてみてはいかがでしょうか。

今回紹介したハーブはハーブ専門店やネットショップで入手できます。
ペパーミントやルイボスはスーパーで取り扱われていることもあります。気が向いたら手に取ってみてくださいね。

それでは、いい春をお過ごしください。
JUNERAYでした。



3月終わるってマジで嘘でしょ?

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