テレワークについて考えること。
コロナ禍においてテレワークが促進されてから間も無く一年となる。今思えば、テレワークなんてごく一般的なサラリーマンがすることすら許されないものであったなと。周りでは育児休暇や休職明けの人しかやっていなかった印象。テレワークが促進されたことによっていいこと、わるいことが明確に見えてきた気がする。
まず、いいことは移動時間がないこと。通勤時間がないとこれまで時間を有効的に使えるのかと始まった当初は感動していた。2年前の自分だったら1日1時間程度だろととんがっていただろうが、運動をしたり勉強をする時間が毎日取れるようになったのはとても大きい。私の好きな某パリ在住の著名人は「家を選ぶなら必ず会社から歩いていけるところ」と言っていたがこれは大いに納得できる。
逆にわるいことは、コミュニケーションが取りづらくなったこと。チャットツールなどを導入する企業が増えているが、正直違った作業に集中しているろチャットをきていることに気づかないことは多い。そしてまたチャットをして伝えた気になっていると放置されていて何日も進捗がないこともある。これは私のやり方ですが、急ぎの仕事や、伝えたいことがある場合はメールした後に電話or直接話に行くを絶対にする。くどいと感じる人もいるかもしれませんが、後々の自分を苦しめないために必要なフローとこれまで数年社会人をして感じる。また、伝える媒体が増えることも私にとってはかなり面倒に感じる。これまではメールだけ利用していたため、過去のことを追うためにはメールだけを見ればよかったのだが、媒体が増えればその分追う対象が増えるのはかなり面倒に感じる。そして上司に話をするときも電話でしないといけない。電話だと上司の機嫌がいいのか、ピリついているかわからないので地雷を踏むことが多々ある。上司の問題でもあるがなかなか難しい。
上の話は個人的なことなので自分の努力でもなんとでもなるのでこういう人もいるくらいに聞いてほしい。ただ、一番の問題は上司がなぜかテレワークをしない。なぜなのかは怖くて聞けない。役職のある方々はテレワークがしづらい事情があるのかと思う。自治体がテレワーク70%と目標を掲げていて「そんなことできるわけない」と批判されているのみかけたが、自治体の人はテレワークがいろんな面でできないのであろうからどれだけ大変なことかも完全には認識できていないのだろうか。企業もお金かけてPCの用意やVPN接続などの環境の用意であったりやることは山積みである。
このようにテレワークの働き方を上手くやっている企業もあると思慮するが、いいところをあげてと言われてもあとはサボってもバレないくらい。コロナ禍が収束へと向かえば、日本はまた朝の通勤地獄へ逆戻りすると思う。なおさら電車に乗らなくて済むところに住みたくなるなと。
ある意味では働き方を変えるチャンスであったが、日本でテレワークが恒久的に普及することまだまだ先というか今後もなさそう。と推測するが、IT技術の進歩で変わってくると思っている。
次回は、今後のITについて話してみたい。
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