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【国際女性デー】女性たちにとって「2択」じゃない未来をつくりたい

本日は、国際女性デーです。

米国での婦人参政権の運動を契機とし、国連が1975年に制定しました。

日本のジェンダーギャップ指数は非常に低い状況が続いています。
教育や医療分野では高いランクを維持する一方で、政治分野・民間のリーダー層、そして賃金ギャップの分野では低く、意思決定層で女性が少ないことによる構造的な課題があることがわかります。

最近、私の経験が役に立つことがあれば…と、子連れ留学やキャリア形成について、高校生や大学生など若い方にお話しする機会を積極的にお引き受けしています。一昨年も、地方の高校の授業でお話をさせて頂きました。

その時の感想文で、胸が締め付けられるものがありました。

「女性である以上、子供を産むことによって仕事を失うのではないか、夢を諦めなければならない時が来るのではないか、そんな風に考えていました」

「今まで、仕事をとったら家族や子どもは諦めることになるのかな、とぼんやり思っていました」

未来ある高校生に、
あぁ、将来、「子どもか仕事か」選ばないといけないのかな…
そんな考えを持たせてしまったことに、大きな責任を感じます。

毎年発表されているThe Economistの「ガラスの天井インデックス」でも29か国中、日本が28位、韓国が29位なのですがその理由として、以下のように記載されています。

「日本と韓国、女性がまだ家族かキャリアかを選ばねばらない国が最下位となった」(Japan and South Korea, where women must still choose between a family or a career, fill the bottom two places.)

The Economist’s glass-ceiling index

希望もあります。

今国会の冒頭に行われた茂木幹事長からの代表質問で、異次元の少子化対策や子ども家庭庁の設立に関して、フランスの支援の考え方としてシラク三原則が紹介されていました。

(1)子供をもつことが経済的にマイナスにならない
(2)いつでも子供を預けられる場所がある
(3)子供を持ってもキャリアでマイナスにならない

第211回国会における茂木敏充幹事長代表質問

(3)が実現されれば、高校生が夢を考える際に2択ではなくなるかもしれない。政府は、働き方改革や両立支援を挙げていますが、まだまだ途上。

これは絶対に変えなければならないと強く感じます。

未来の女性たちが、「2択」ではない、
自分の夢を追い実現していけますように。
政治の責任は大きい、そのことを噛み締める国際女性デーです。


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