心温まった本「夏美のホタル」森沢明夫
私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(4時間7分)
感想…
読書をして涙を流す事はあまりないのですが、自分のツボにはまったようで涙が出てしまいました。温かい人間関係と、 親が子供を思う強い思い、 それは世代を超えて同じものなんだと感じました。
「生まれてきてくれてありがとう」
今まで、いろんな場面で聞いた言葉でしたが、この物語の中で初めて、本当に私の心に染みました。
ちょうど、私に染みる、そういう時期だった、そういった時期になってきたんだろうな、と思いました。
この言葉が、子どもの心の支えとなる言葉とわかっていれば、もっと小さい頃に言ってあげたかった…とも感じましたが、
こう言った言葉は、そんなhow toではないので、今、気づいた私がそうしてあげればいいのだとも思いました。薄っぺらい私の邪心が恥ずかしい…。
この本を読んで、私の思いを、何かに別で書きたくなりました。
また、職人の「神は細部に宿る。だから、爪の先ほどでも妥協はするな」この言葉も心に刺さりました。いい言葉です。忘れないようにしたい。
内容(「BOOK」データベースより)
山奥に忘れられたようにぽつんとある、小さくて古びた一軒の店「たけ屋」と、そこで支え合うように暮らしている母子、ヤスばあちゃんと地蔵じいさん。ぼくと夏美は、夏休みの間ずっと「たけ屋」の離れで暮らしてみる―という、なんとも心躍る展開になったのだけれど…。誰かを想うこと誰かの幸せを願うこと。切なくて、あたたかい、心の故郷の物語。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森沢/明夫
1969年、千葉県生まれ。『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』で第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。小説、エッセイ、ノンフィクション、絵本と幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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