五歳児の大人のあなたへ「『大人になりきれない人』の心理」 加藤諦三
Kindle本を耳読しています。
読み終えるまでの平均的な時間(2時間59分)
感想…
自分一人が生きるのに精一杯なのに、社会的責任を負わされて生きるのが辛い人「五歳児の大人」について解説している本です。
私は初めにある「はしがき」を読んだだけでも、納得できる内容ばかりでした。
五歳児の大人は、小さい頃から、したくないことを強制的にさせられたことで憎しみを持っているし、またそれだけに、同じように嫌なことをしない人を許さない。
五歳児の大人には、「人が何と言っても、もう自分が絶対にやりたいこと」やったという経験がない。
「五歳児の大人」当てはまることが多すぎました。
それぞれにきちんとした理由が示されていました。五歳児の大人の思考パターンについての解説を読んで、そういう人が多くいることを知って、少し安心もしました。
アダルトチルドレンとは少し違った視点から見た、生きづらさを持つ人への本だと思いました。
内容(「BOOK」データベースより)
心の成長が足りないまま社会に出た「五歳児の大人」は、自信がなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら生きている。本書は「大人のフリに疲れた人」の困った言語とその原因を心理的に分析し、今より心豊かに、人に優しく、満足感をもって生きるための方法を説く。彼らを、上司や同僚、家族や友人に持ってしまった人たちにも役立つ人生論。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加藤/諦三
1938年、東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学准研究員をつとめる。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所准研究員、日本精神衛生学会理事、日本産業カウンセリング学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
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