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「ボーイミーツガールの極端なもの」山崎ナオコーラ

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 読み終えるまでの平均的な時間(3時間16分)

感想…

 
恋についての短編だけど、それぞれが少しずつ絡んでいました。

こういった短編が、初めてだったので、前半を読み終える頃に、やっと、なんとなくの全体像が見えて、それぞれの共通点が見えてきました。共通点は、その人の想い、恋。

年齢、性別関係なく、人に対する想い、その人を大切に想うということが中心。その対象は人でないかもしれない、と言う。大切に思うこと、それを描いています。

読み終わったときに、うっすらと共感できる部分がありました。

でも、その内容を考えようとすると、消えてしまいそうな…

私は、まだ言葉にはできない感覚。

自己完結していてもいいという、無償のと言う言葉が似合うような思いを感じました。

共感できる読書も楽しいですが、

そんな感覚もあるんだと思える感覚も、読書をしていて新鮮です。



内容(「BOOK」データベースより)
“恋愛は苦手だけど、恋愛小説は好き”なあなたに贈る、心に柔らかい刺を残す連作短編小説集。人気多肉植物店「叢」のサボテン×山崎ナオコーラのラブストーリー。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者について
山崎ナオコーラ
1978年生まれ。2004年、「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞受賞作となり、以降、作家として活動。主な著書に、『人のセックスを笑うな』『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『お父さん大好き』『昼田とハッコウ』などがある。近作のエッセイ『太陽がもったいない』では趣味のベランダ園芸について執筆。本作は、自身も愛するサボテンを題材にした、『ニキの屈辱』以来の恋愛小説である。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

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