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ウィーンに着いた日。

11月28日、エティハド航空を使って成田発ウィーン行きの飛行機に乗った。

アブダビまでピッタリ12時間ほど。
エコノミーの座席は割と狭く、12時間座り続けるのはかなり厳しいものがあった。
ご飯はそこそこ。
CAさんの対応はとてもよく、そこは満足した。

アブダビでの乗り継ぎも大きな問題もなく、
夜23:00に着いたにも関わらず多くの免税店はオープンしていて、
賑わいを見せていた。
レストランなどもかなり開いており、トランジットするには便利な空港だと思う。
またゲート前の待合スペースにも広い席などがあり、
長い時間待たなければいけない場合、寝ることも可能だと思う。

アブダビからウィーンまでは、さらに6時間あり、
着いた頃にはだいぶ膝下に血が溜まっていたと思う。
久しぶりの長距離ということもあり、結構な疲れが出た。
朝6時、到着。
ロストバゲージもなく、無事に入国審査も終わり、
電車で30分ほどで市内に着く。

ウィーン市内では、FFP2マスクの着用が電車内では義務付けられているが、
まあしていない人もちらほらいるので、
そこまで厳しいルールなわけではないらしい。

パリで数年暮らしてから、ウィーンに来ると、
どうしてもうら寂しいものを感じてしまう。
これはドイツの街でも見られる現象なのだが、街中に人の生活感はあるのに、
気配が全くしないという、それがさらに寂しさを際立たせる。
車がたくさん路上駐車されているのに人1人歩いていない歩道。
自分しかいない広い道。
とにかく、危険な地区以外は大体人がカフェで座って話しているパリとは
また違った街並みが広がっていた。

今回は、リサーチのための滞在なのでドイツ語に力を入れてきたわけではないが、
やはり現地の言葉を習得しないと観光客気分から抜け出せないかもしれないなーと
密かに思ったりもし、これからどうするか考えなければいけない。
話せなくとも、なんとなく読めるようになっておくと少しは街中のレイヤーも
増やせるかもしれないと期待しながら。

今週末まではとりあえずウィーンを観光客気分で過ごすことを自分に許しながら、
今後の数ヶ月どうやって過ごすかを考えていきたいと思う。

それにしても、やはりヨーロッパの街並みはさまざまなインスピレーションになるなあと改めて思う。
東京のビル街は、どこか未来を不安に思わせる、そんな印象がある。

このどっしりとした時間が流れている街に私は何を見つけて、
何を自分の中に取り込めるか、
じっくり考えていかなければいけない。



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