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Wien留学日記(土地について調べる編)

今日はウィーンについて、調べていきたいと思う。

留学において、いやむしろどんな時でもだと思うが、
きちんと計画を立てて下調べしないと、あっという間に時間は過ぎ去ってしまう。

なのでやりたいことを考えるためには、ウィーンとはどんな国なのかについて、
調べておいた方がよいのではないか?
ということで、みてみた。

オーストリアとはどんな国なのか


オーストリアの面積:約8.4万平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)
人口:約892万人(日本:1億2,322万3,561人)
首都:ウィーン(人口約192万人)
宗教:カトリック約64%、プロテスタント約5%、イスラム約8%
在留邦人数:3,140人(2020年10月1日現在)
在日オーストリア人数:677人(2019年12月統計:法務省入国管理統計)
1人あたりのGDP:53,332.27ドル(日本は39,301.07ドル)

オーストリアは第一次世界大戦前までは、ヨーロッパの中心の国として、
ハプスブルグ家のもと、大変栄えていた国である。
かの有名なマリーアントワネットの母、マリア・テレジアが治めていたこともあったが、第一次世界大戦後は敗北により共和制を取ることになる。
しかし、第二次世界大戦中に、ナチスによってドイツと併合させられ、
1955年にやっと連合国との条約締結によって独立を回復した。
そして永世中立を宣言し、国連加盟。
1995年にEUにも加盟している。

立地もよく8カ国に囲まれている。

https://www.advantageaustria.org/jp/zentral/business-guide/investieren-in-oesterreich/standort-oesterreich/ABA_Business_Location_Austria_2015_JA.pdf

ビジネス拠点としてのポテンシャルもありそうだが、
正直今はもう廃れた街という印象が強い。

美術もドイツほど栄えているわけでもない、教育も目立つほどではない。
有名なアーティストがいるわけでもないし、
音楽的にはちょっと有名だがその割には生徒がたくさん留学しているわけではない。
第一次世界大戦以前の栄華のおかげで、今もその地位を保っているというのが
ウィーンの印象である。

ちなみに、国境を接している国は、
ドイツ、ハンガリー、イタリア、クロアチア/スロベニア、スイス、チェコ
である。

クロアチアにはぜひ、行ってみたい…。


ウィーン応用美術大学とは

さて、私の所属先となるウィーン応用美術大学ですが、
そもそもの歴史はというと

1867年 前身となるオーストリア芸術産業博物館付属工芸美術学校が創立
1970年 大学の地位を得る
1988年 ウィーン応用美術大学に改称

現在の学生数は約1,800人、教員数は約340人
(東京某美術大学は、学生数 約3300人 教員数 約250人)
日本の方が学生数が多いのに教員数が少ないという….。

ちなみにウィーンにはもう1つ
ウィーン美術アカデミーという美大があり
ここは1692年にハプスブルグ家お抱えの宮廷画家の個人学校として
はじまった由緒ある、ペインターの学校らしい。
(ヒトラーが入学できなかったアカデミーとしても、有名かもしれない。)
本当にペインターの学校だからかわからないが、
エゴンシーレに始まりキルヒナーなどが卒業生としている。
絵画館には、ヒエロニムス・ボスの「最後の審判」やルーカス・クラーナハ、ルーベンスの作品1600点ほどを所蔵している。

ファッション学科

この学校のファッション学科にはユニークな特徴がある。
それは、
『今をときめく教授』(Professor auf Zeit)として,
著名なファッションデザイナーを招聘するモーデクラッセ(Modeklasse)という授業が1980年から行われており、数々の著名なデザイナーが呼ばれるようになった。その中には、大帝Karl LagerfeldやVivienne Westwood、
Bernhard Wilhelm, Raf Simons や Helmut Langなど錚々たるデザイナーが
講師として授業を行なっている。

現在はWales BonnerやHermann Fankhauserなどが教えている。

ちなみにMAK(https://www.mak.at)は大学の美術館だが、
ここは古いファブリックのコレクションや
膨大はヘルムートのアーカイブを持っており、
学生でなくとも行くのに値する場所である。

とりあえず、今日はここまで。



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