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Wien留学日記(そもそも何から始める?編)

2022-12-01から2023-8-31までオーストリア給費留学生として、
ウィーン応用美術アカデミーで研究生をすることになった。

しかし、あまりにも給費留学生の情報が少なく、その割にビザの取り方も
特殊なので誰かのために、またこれからの自分の心つもりのために、
備忘録としていろんなことを書き溜めておきたいと思う。

まず第一弾は、日本にいるときに何をするか。ということだ。

在留資格・ビザの申請を行う
オーストリア給費留学生としてacceptance letterを送ると、チェックリストが送られてくる。そこに residence permitという言葉が出てくる。
それが在留資格である。
在留資格は、長期滞在のビザとして発行されているものらしく、
別名で呼ばれているからとても紛らわしい...

そもそもオーストリアは、日本パスポートに対しては、
ビザなしで6ヶ月の滞在許可を出している。
そのため、なんの目的で入るかによって、どのビザを取るかが
変わってくる事になる。
ちなみに私の場合は、研究生だったので別でビザ タイプDというものも
申請しなければいけなかった。
申請書も学生ではなく、リサーチャー用の申請書をもらった。
*ビザ D : 日本国籍の方がオーストリアで6か月以内の就労を予定している場合は、タイプDの短期滞在ビザを取得する必要があります。労働許可が必要となるオーストリアの企業で就労する方やインターン、研究生、客員研究員、科学者の方が対象となります。

在留資格は入国三ヶ月以上の余裕がある場合は日本で
申請した方が心の余裕が生まれそうだが、入国後でも申請はできる。
ちなみに結局書類はオーストリアに送られるのであまり違いはない。
私の場合はギリギリで申請を始めてしまったが、
入国した後もバタバタしそうなのでとりあえず日本から
どちらも申請することにした。

一通り必要な書類がこちらである。

Visa タイプD
・パスポート
・パスポート写真2枚
・パスポートのコピー(他国のビザが貼ってある場合はそのページも)
・申請書
・住所証明書(寮からの契約書でもおけ)
・旅行保険証(疾病、傷害、帰国費用 最低補償額各3万ユーロのもの)
・雇用証明書
・フライト予約確定書
・充分な資金の証明(OeADからのaward letter)、残高証明
・受け入れ先からの書類(入学許可証など)
・返信用封筒

Residence Permit
・パスポート全ページのコピー
・パスポート
・パスポートの写真
・申請書
・無犯罪証明書(アポスティーユ) https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/tetsuzuki/toko/toko.html
・戸籍謄本(アポスティーユつき、英語/ドイツ語訳)
・家賃証明書
・残高証明
・1ヶ月分の旅行保険(疾病に300万円以上のカバーがされるもの)
・受け入れ先からの書類(入学許可証など)
✴︎Residence Permitの書類は英語かドイツ語になっていなければならない

何も考えずに過ごしていたら出国二ヶ月前になっており、そこから鬼のように書類集めに奔走したら、ギリギリ1ヶ月で全て手元に揃いそう….

家も結局学校の寮(OeAD student housing)に頼み、
無犯罪証明も2週間以内には出そうだったので、なんとかなりそうではある。

今回の最大のミスは、OeADからもらったチェックリストを蔑ろにし、
余裕をこいてしまったことである。
まず大使館に連絡し、Residence Permit とビザの違いを
聞いておくべきであった。そしたら、きっとその流れで先に
予約を取れたりもしただろう.....

理想的な流れとしては
・家をさっさと決める
→寮だと好きな日数で滞在できるし、滞在中に期間を変更できるのでとりあえずの
滞在先にはおすすめ。綺麗だし。
・戸籍謄本はさっさと申請して、もらっておく
→そこからアポスティーユと翻訳にかけるので3週間くらいはかかる
・在留申請出すならまず大使館に連絡をし、先に申請できるようなら
予約をとってもらう

以前フランスの学生ビザをとった時も、出国の4日前くらいにパスポートが返ってきて、死にそうな思いをしたのに、何も学んでおらず、
自分にびっくりしてしまった…。
本当に。



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