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16:緊急手術後の様子

朝、目が覚めると、起き上がるより前にLINE画面を確認するのが、夫が入院している間の日課です。

寝る前にLINEを送信していたけれど「さすがにまだ見てないよなぁ」とあまり期待はせず、いつものようにLINE画面を確認してみました。
なんと既読がついています。

既読がついているというだけで、夫が生きているんだと実感でき、朝から泣きそうになりました。

私は眠気もすっかり覚め、急いで「もうLINEみれるの?すごいね!」と送りました。
そのメッセージもすぐ既読が付き「がんばるよ」と返信もしてくれました。

その日はそのまま返信がなくなってしまいましたが、そのLINEがきただけで、不安な気持ちが不思議となくなっていきました。

次の日の朝は、LINEの音で目が覚めました。
朝起きるのが超絶苦手だった私の体は、今やすっかりスマホの音が少しでもなると飛び起きるという体に仕上がっています。

LINEには、「開頭手術後は辛すぎて絶望感しかなかったけど、今も辛いは辛いけど絶望感が無くなった」と書いてありました。

ただ、開頭手術の時に8時間以上も横向きの姿勢から動けなかったせいで、左足の側面に皮下血腫ができ血で真っ黒になっているらしく、少しでも動かすとものすごく痛むのだそう。

あとは、当たり前なんですが、今までのカテーテル手術と比べて、比じゃないほど術後が辛いそうです。そりゃ当たり前ですよね。頭蓋骨を開けてるんですから。

夫は辛い状況を逐一報告してくれていますが、私はそれでも「辛いと言えるだけ元気になってくれて良かった」と安心しながら夫を励ましました。


皮下出血について、先生から少しづつ良くなると言われていたのですが、結局退院まであまり改善されませんでした。
緊急オペから約3週間、ベッドからほぼ降りられず、1人でトイレに歩いていくことすらできなかったようです。

夫は3週間ほぼ寝たきりの状況から、4月30日退院を迎えることになりました。

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