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Mリーグ セミファイナル初日  観戦記4/12

緊急事態宣言の中Mリーグも開催されず、さぞ暇だったであろう麻雀ファンのみんな!!
ついに待ちくたびれたセミファイナルが 始まりました!!

私もレギュラーシーズンが終わった後は、Mリーグロスで辛い日々を送っていました。

さて、本題に入る前にまずはレギュラーシーズンのポイントをおさらいしてみよう!


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レギュラーシーズン独走していたアベマズと2位のサクラナイツの差は79ポイント。

レギュラーシーズンからポイントが半分になったことで上位下位ともに差が詰まりましたね!

今回のセミファイナルで目指すところは、 ファイナル進出の4位以内!

各チームのポイント状況を念頭に早速、 1回戦の選手紹介です

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女性プロ3人に囲まれる攻めダルマ!

ボコボコにされるか、突き抜けるか!?

さあセミファイナル開始です!


東1局 起家寿人 ドラ西

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ダブ東を重ねて打③                                            ツモ⑧打7                   亜樹さんから出た東をポン打西

南家亜樹さん

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まだ5巡目でダブ東をポンしているだけではあるが、親の捨牌が撥③7西6と濃くドラも切っている。  ここで親を一向聴くらいと評価し比較的安全の中を持ちたいところだが、4からの伸びを見て中をツモ切る。                    結果はこれが好手となり先にソウズまわりを引いて 寿人から満貫をアガリきる。

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①も後から引いている為、結果は同じだったかもしれないが、最短聴牌を果たし狙い通りのアガリとなる。

東2局 親亜樹さん

まず初めに動いたのはホンイツに向かっていた日向さん。

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亜樹さん九萬をアンコにして二萬を打つ。    一枚切れの中を打ってマンズの下を引くとホンイツまで見れたが、下家の日向さんもマンズの一色模様で色被りを嫌ったのと先に危険な方から処理したいという理由だろう。

これをすかさず日向さんがカン二萬でチー。

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この鳴きで一気に全員の展開が進む!

まずは次巡亜樹さんに入る予定だった東を日向さんが食い取り一向聴。

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寿人にすぐ聴牌が入り三六九萬の平和ドラ1をリーチ!

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同巡亜樹さんが北をツモり、追っかけリーチ!

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日向さんもドラの五萬を引きカン四萬で12000を 聴牌をするが、

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結果は寿人が8ソウを掴み2400のアガリとなったのは、亜樹さん。

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寿人は2局連続の放銃となり女性の恐ろしさを知るのであった。。。

東2局1本場

日向さんの自然なアガリ 500.1000

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東3局 親日向さん

配牌を見て驚いたのは寿人!

ドラの北がアンコッッッ!

ここまで放銃が続き厳しい状況であるためにこの手はモノにしたい。

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巡目が進みカン七萬で聴牌が入るが、聴牌取らずの打八万!!

丁寧な好形変化の狙いだがこれは即リーチといった方が良さそうに見える。            自分の目から八萬が3枚見えていて、       上家の岡田さんが第一打に九萬を打っており、  少考して打八萬。これは六萬をトイツで持っているケースが比較的多く、七萬を2枚以上持たれてることもあまりないと考えられる。          そう考えるとカン七萬はそんなに悪い待ちではない。 ソウズの上が良い情報も特にはなく七萬に賭ける手はあった。

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ここから全然くっつかず先に亜樹さんからリーチが入ってしまう。

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ツモり三暗刻の⑤と⑦待ち!

次巡寿人が7ソウ引きで追いかけリーチといくが、 制したのは亜樹さん。

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2000.4000のアガリとなった!

寿人はカン七萬で即リーチをしてると、     恐らく亜樹さんのスタイルと点棒状況的に南の対子落としになる為、このアガリはなかっただけに悔しい結果となってしまった。

東4局 親岡田さん

岡田さんはここまで受けにまわる苦しい展開が多かったが放銃はなく耐えてきた、親番である。 

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第一打は6ソウから入り、            次巡南をアンコにして、ピンズのホンイツへと向かう。

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中ポン、加カンしてこの一向聴になったがまたもや手が入ってるのは寿人。

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高め三色ドラ3の一向聴!       なんとここから三色を消すフリテン残しの打三萬!!

解説の魚谷さんがマンズの場況がよくて七萬を引きにいったとフォローされていたがこれは苦しい。 確かに二萬は2枚切れではあるが、        四萬、三萬が3枚見え              親の岡田さんはピンズのホンイツ        亜樹さんは2巡目に三萬、二萬ツモ切り     日向さんも四萬→二萬と早い巡目に捨てている  以上の理由で残りの二枚は山にいそうで他の人は使えない。                   七萬が仮に3枚山だとしても六萬ツモ切りの方が  三色で鳴ける分とフリテンが残らないため優れている。

本譜も岡田さんが二萬をツモ切り鳴けていた。

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実際の結果は四七萬のフリテンリーチを打ち寿人の一人テンパイで流局となった。

南1局 一本場 親 寿人

寿人の最後の親番である。点棒状況的にもアガりや連チャンをしたい局面であろう。

今局は亜樹さんの苦手な局消化と鳴きミスが目立った1局であった。

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21000点リードのトップ目の立場でこの手牌。  自身にドラや赤はなく局消化がテーマであるのに 上家から出た四萬をスルー。          比較的全員①が早く捨てられ②③のシャンポンは 比較的あがりにくいわけではない。       五六萬が誰にも安全牌ではないのも理由の一つだ。

本譜はこの3巡後にツモ切られた四萬を鳴いて、     打⑤。この⑤が直前にチートイツ赤⑤単騎でテンパった日向さんに刺さる… 

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南2局 親 亜樹さん

今局は前局とは対象に日向さんが良い仕掛けを見せてくれた。

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ここからカン七萬をチーして打4ソウ。     ドラの中を切ってきた岡田の手とトップ目の親流しがテーマである。               安全牌は東東南南があり困らない。すぐに南が鳴けて寿人から2000点のアガリとなった。

南3局 親日向さん

またまた寿人の配牌に注目!      やはりタダでは死なない男攻めダルマ!!名前のとおりに何回も起き上がってやってくる。

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メンホンのニ向聴!

ただここからすんなりいかないのが今日のだるま。なかなか聴牌は入らない。

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2枚目の南もスルーしてハネマンを作りにいく。  ようやくカン⑧で聴牌しリーチをかけたが無情にも純カラ

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寿人の一人聴牌で流局となった。

オーラス一本場 親岡田さん

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各条件を纏めよう!              亜樹さんはアガるか親がノーテンでトップ    日向さんは満貫ツモでトップ          寿人さんは1300.2600ツモで3着、ハネツモで2着 岡田さんは連チャン

岡田さんは終始苦しい展開ではあったがここまで リーチなし、アガリなし、放銃なしと黒子のように耐えてきた。                                                          『ここまで我慢したんだ!オーラスくらい手入ってよ!』と念じるように開いた配牌がこれ。

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中の下か中の中くらい… これが麻雀だ🀄️

続いて寿人の配牌

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亜樹さんの配牌

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日向さん

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唯一トップ条件をクリアできそうな手牌!

分岐点があったのは8巡目

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二萬が2枚切れの為、打三萬としたが結果これが聴牌を逃す形となってしまった。          ただ、その後の対応が良かった。アガリきれないと判断すると下家の親に1枚も鳴かせる牌をおろさず 2着で終えた。チームがトータルトップということもあり状況にあった選択で好感が持てる。

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①ツモ切るが方多いんじゃないでしょうか。   この①を切ると親のポンテンが入り連チャンされるところであった。

結果、全員ノーテンで流局となり終了した。

親の岡田さんが手牌を伏せた瞬間、トップが確定した亜樹さんの口元が一瞬緩んだのを見た。    風林火山は今年、ファイナルで3位以内に入らないとチームメンバーの入れ替えが行われる。     そういった意味でもひと時の安堵のように思えた。

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最後にチームポイントのおさらいです!

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風林火山がプラス域になりましたね! 

それでは次の二回戦に参りましょう!!

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