【イベント】井筒俊彦 〜叡智の樹海への誘い〜 「意識と本質」を読む
今回は兼ねてより私が敬愛してやまない哲学者、井筒俊彦に関するイベントのお知らせです。
井筒俊彦とは
井筒俊彦という哲学者をご存知でしょうか。
アラビア語、ペルシャ語など、30ヶ国以上の言語を流暢に操り、語学の天才と称されています。
小説家・司馬遼太郎は、井筒を「二十人ぐらいの天才が一人になっている」と語っています。
これほどまでの天才が紡ぎ出す哲学は、今なお、欧米やイスラムにおいて高く評価されています。
イベントの背景
しかしながら、井筒俊彦の論文は英文が多いために、日本においてはあまり知られていません。
また、井筒哲学は、非常に難解だと言われており、なかなか読もうと思っても挫折する人が後を立ちません。
そこで、今回、普段井筒俊彦の書籍を一緒に読んでいるメンバーと、井筒俊彦の魅力を伝える場をひらくことになりました。
イベント概要
イベントは大きく2部構成。
前半は、私含めた読書会メンバーの各自から井筒の魅力を。
後半は、一緒に井筒の代表作であります「意識と本質」を読みます。
前半は、豊かな4名のメンバーからのお話
(1人目)「井筒との運命の出会い」
と題して、東大で空海の研究をされた渡邊和樹さんより
(2人目)「ボディワークと井筒」
と題して、エサレンマッサージをはじめとしたボディワーカーの奥谷麻依子さんより
(3人目)「現代社会と東洋思想と井筒」
と題して、禅のお坊さんであります高山一定さんより
(4人目)「コーチングと詩と井筒〜コトバの哲学〜」
と題して、私阿世賀淳からお話しさせていただきます。
井筒哲学の真髄
井筒哲学は膨大な範囲の哲学・宗教を網羅しているために、その魅力はあまりに多岐にわたります。
その真髄を、とても語れるものではありませんが、あえて私が言葉にするならば、それは「コトバの哲学」と言えるように思います。
私たちは、言葉を通じて、この世界を認識しています。
言葉を深めることは、「意識」を深めることであり、「世界」を深めることでもあります。
井筒の言葉を通じて、言葉を深める時間を作れたと思います。
イベント概要
▼日程▼
8月15日(月) 18時00分~20時00分
▼参加費▼
無料
▼定員▼
100名
▼申込先▼
▼当日の流れ▼
1.自己紹介(チェックイン)
2.入門サイト「意識と本質」の紹介
3.僕らの井筒
井筒俊彦の魅力を、読書会メンバーが各自の観点でご紹介しします。
「井筒との運命の出会い」渡邊和樹
「ボディワークと井筒」奥谷麻依子
「現代社会と東洋思想と井筒」高山一定
「コーチングと詩と井筒〜コトバの哲学〜」阿世賀淳
4.「意識と本質」の音読(岩波出版「意識と本質」P8後ろから4行目から)
5.対話 みんなの井筒
音読をしてみて、感じたことを参加者同士で対話します。
6.全体シェア
7.チェックアウト
8.今後のご案内
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