フランクフルト学派の代表作「啓蒙の弁証法」を読んで(概要・要約・感想)#427
「啓蒙の弁証法」がようやく読み終わった。
あまりの難解さ加減に読むことを辞めようと何度も思ったが、徳永恂先生の訳者あとがきを見る度に、この難解さは私だけのものではないと、少しばかり支えになってきた。
そして、何よりも、フランクフルト学派の警鐘と、今の世界の実情とつながると、辞めることはできなかった。
彼らの問題提起は、年々重くなってきており、今のほうがより大きな問題になってきていると思うからだ。
とはいえ、私が汲み取れた部分はごくわずかであろう。
それでも、自身の体