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プロフェッショナルギア21Kについて

どうも純一です。
普段はキャップレス木軸はいいぞ。使いやすいぞ。ってことを記事にしているんですが、今日は趣向を変えてセーラー万年筆についてのお話。

プロフェッショナルギア21k以下『プロギア』と称します。

実はプロギアは、僕が最初に手にした金ペン万年筆なんです。
万年筆の良さを知って、『よし金ペンを買うぞ!』となり色々、YouTubeを漁って思考を巡らせていました。

21金ペン先であること。ベスト型であること。
装飾がバイカラーであること。
この辺りが決め手となり購入したことを覚えています。
ただ、なんでプロギアに辿り着いたのかは正直、覚えていません。

バイカラーや、ベスト型の万年筆は他にもありますが、セーラー万年筆の書き味は世界的に評価されていて、世界一書き味がいいと賞も受賞されている事を知ってしまうと、もう買わない理由がありませんでした。


書き味はサリサリ系。柔らか過ぎず、しなやかな書き味。
これは他の金ペンを手にして初めて分かったのだが、21金だからといって、柔らかくて軟調という訳ではない。むしろ金ペンの中ではガチニブと感じる人もいるくらいだ。
これの次に手にした他社の金ペン達はどれも柔らかく、その柔らかさに最初はとても感動する。その柔らかな書き心地に慣れてくるとプロギアの書き味が恋しくなってくる。不思議な万年筆なのだ。
玄人が様々な万年筆を手にしてきた中で、やっぱりプロギアは書きやすいと感じるのも今ならわかる気がする。


息を飲むほど美しいバイカラーニブ。
セーラーの金ペんは他社と比べ、金色は黄味が強く、しっかりと金と銀のコントラストが味わえる。これはキャンプを外す度に所有欲を満たしてくれる。21金のペン先に、さらに24金メッキを施している金への拘りが凄いのがセーラーです。

また、万年筆を何本も手にして気が付いたのだが、ゴツゴツした私の手にはベスト型の両端がスパっと切れられたデザインがとてもマッチする。

スラっとした艶やかな手の方はバランス型の万年筆の方が、両方の美しさをより際立たせてくれるだろう。

またプロギアは意外にショート丈である。

他の万年筆と比べると収納時はとてもコンパクトな印象を受けるはずだ。
収納時は12.9㎝しかない。

尻部にキャップを装着すると長さは14.9㎝となり、一気に逞しく凛々しくなる。またキャップを尻軸につけた時に重心バランスが最適になるように設計されているのが握っただけで伝わってくる。

上がプロフェッショナルギア21 下がカスタム742



そして地味だけど、セーラーのインクはどれも独特のツーンとした香りがする。他社と比べると明らかに匂いが強い。

誰しも一度は嗅いだ事のある小学校の頃に使っていた絵具のような香りだ。

セーラーの純正インクを入れて筆記していると微かに香ってくるのだ。五感で筆記体験を味わうことが出来る。

まー最近はパイロットの色雫彩を使っているが、時々、あのツーンとした独特の香りを嗅ぎたくて純正インクを入れて書きたくなるんです。

マニアックすぎますね。

ではまた。

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