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私がアグネスタキオンの夢女になるまで

3日前に『ウマ娘』を始めた。

私はいわゆる腐女子で刀剣乱舞とかツイステなど、とにかくイケメンだらけのゲームや漫画ばかりにハマっていた。なので、初見はけもフレみたいなもんか?(けもフレもツイッターでちらっと目にした程度しか存じ上げない)次は馬が美少女になったんか?くらいの認識だった。

では、なぜそんな私が今ではうまぴょいしているのかと言うと、きっかけはツイッターだった。誰かのリツイートでウマ娘の試合動画が流れて来たのだ。

凄かった。

私はもっとアイドル感強めの(初見がうまぴょいだったのもあって)ものを想像していたのだが、そこにあったのはスポ根だった。感動だった。

私は興奮して、弟に『ウマ娘』の話をした。弟はライトなオタクで、浅く広く楽しんでいるタイプだ。きっと知っているはず、と思って話してみると、弟はこう言った。


「ゴルシええで」


誰やねんゴルシって。

と、思いながらも弟に話を聞いてみると、弟は史実の方のゴルシの話をしてくれたのだが、とんでもない馬だった。
試合の動画も見たが、あんなごぼう抜きってあるんだね。知らない方は是非調べて欲しい。私は競馬自体まったくの素人で、馬券を千切って飛ばす人がいることは知っていたが、メインの馬のことについてはさっぱりだった。
何頭もの馬が一斉にゴールを目指す姿を見ていると、まるでスポーツ観戦をしているような気持ちになった。俄然、ウマ娘にも興味が湧いてきた。

しかし、今回はこれまで手をつけてこなかったいわゆる男性向けゲーム。ちょっとな〜どうかな〜と新しいものへの警戒心から一旦1日置いてみた。しかし、調べれば調べるほど、自分の育てたウマ娘を勝たせてぇ……という欲望は大きくなり、とうとうアプリをインストールするまでに至った。

とにかく、ゴルシが欲しかった。
でもリセマラするの面倒臭いな〜と思っていたらゴルシ、なんと確定だった。やった!とりあえずゴルシを育てよ!と、その時の私はアグネスタキオンはおろか、ゴルシ以外のウマ娘は眼中になかった。

アグネスタキオンとの出会い。それは、育成するウマ娘を選択する画面で、カーソルを持ってく度にキャラクターが喋るので、いろんな子がいるなぁと見ていた時だった。




「アグネスタキオンだ。私の力が必要かい?」




イケボじゃないか!!!!

え、すごっ。なんか、ねっとりヤンデレ系な見た目なのに、めちゃくちゃハキハキ喋るし堂々としてる。でもポーズは可愛いらしい。あら、目にハイライト無いやん。え、ギャップ凄い。えー、可愛い。ええ〜ええ〜〜〜






気がついたらアグネスタキオンの育成を始めていた。

私が度肝を抜かれたのはイケボだけではない。育成ストーリーもアグネスタキオンは凄かった。内容についてはそこまで書く元気がないので割愛するが、アグネスタキオンのことを評価するなら、一度ストーリーを読んで欲しい。こいつを勝たせてぇ!絶対有馬記念で勝たせてぇ!"果て"を見てぇ!!と思うこと間違いなしである。とにかく可愛い。正直、ただのマッドサイエンティスト構文に則ったストーリー展開かと侮っていたのだが、アグネスタキオンは本当にただの真面目な頑張り屋である。まじで読んで。

他のウマ娘との会話でも彼女の魅力は発揮される。特に、元ネタでは実子にあたるダイワスカーレットとの絡みでは、意外な優しさを知ることができる。いや、書いてて思ったが、彼女は誰に対しても優しいのだ。我が強かったり、周りとズレていたりするし、確かに異端児ではあるのだが、だからと言って無理矢理研究に付き合わせることはしないし、相手を慮った行動や言動が出来る娘なのだ。トレーナーにでさえ、当たりは強いかもしれないがそれは信頼故で、足元のウニを踏みそうになったら手を引いて助けてくれる。こんなエピソードがわんさか出てくるのでもう駄目なのだ。惚れるしかないのである。

こうして、私は見事にアグネスタキオンの夢女になったのだ。

ただ最初に記した通り、私は腐女子界隈でわいわい楽しくやっていたので、夢女子(それも相手は女の子)になってどうしていいのかわからず、今回この日記を書いた。この思いを書くためだけに、このアカウントを作ったくらいだ。

今は一通り書けて満足している。









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