11.うまくチームを回す 心理的安全性とは Google

今回は著書ではないですが、チームを運営していくで気を付けなくていけないことをGoogleのPeople Analytics Teamが分析した結果を簡単にまとめて紹介したいと思います。

このサイトに書かれているのは効果的なチームは何かを探る事。そして突きつめた答えが「誰がチームのメンバーであるか」よりも「チームがどのように協力しているか」であること。そして下記の順序で重要だという事がわかった。

1. 心理的安全性

心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。

2. 相互信頼

相互信頼の高いチームのメンバーは、クオリティの高い仕事を時間内に仕上げます(これに対し、相互信頼の低いチームのメンバーは責任を転嫁します)。

3. 構造と明確さ

効果的なチームをつくるには、職務上で要求されていること、その要求を満たすためのプロセス、そしてメンバーの行動がもたらす成果について、個々のメンバーが理解していることが重要となります。目標は、個人レベルで設定することもグループレベルで設定することもできますが、具体的で取り組みがいがあり、なおかつ達成可能な内容でなければなりません。Google では、短期的な目標と長期的な目標を設定してメンバーに周知するために、「目標と成果指標(OKR)」という手法が広く使われています。

4. 仕事の意味

チームの効果性を向上するためには、仕事そのもの、またはその成果に対して目的意識を感じられる必要があります。仕事の意味は属人的なものであり、経済的な安定を得る、家族を支える、チームの成功を助ける、自己表現するなど、人によってさまざまです。

5. インパクト

自分の仕事には意義があるとメンバーが主観的に思えるかどうかは、チームにとって重要なことです。個人の仕事が組織の目標達成に貢献していることを可視化すると、個人の仕事のインパクトを把握しやすくなります。

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■私の感想

上記の5条件を私のなりの解釈で、より簡単な言葉で置き換えると

・誰もがお互いの意見を言えて

・お互いの仕事のアウトプットを信頼し

・同じ目標に向かって

・各自の仕事に対する意味を理解し

・仲間が自分の仕事の意味を理解してくれている

現実的にはこのような理想的な状況になっていない事が大半であると感じているが、心理的安全性を保つために気を付けていることは常にみんなから意見を求めて、時として個人に意見を求めて、自分のミスを積極的に指摘してもらう事。私の今の仕事では顧客へのアウトプットは基本的にすべて私を通して出ていくので、メンバーの方々に私の伝え方や言葉の選定など問題がないかどうか常にチェックしてもらっている。自分が自信を持っていても他の人から見たらNGな場合も多くあり、そのフィードバックは私の成長させてくれる。会議を開催している側としては各自のアウトプットはありがたくもらうし、問題点があれば「伝え方に十分配慮して」相手に伝えるようにしている。全員が相手の尊厳を傷つけないような「伝え方」を知っているわけではないので、攻撃的な言葉を使う人がいれば、言いたいことを代弁してあげることもチームを運営するうえで非常に大事な役割だと言える。

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