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26.残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 橘玲

■具体的なアクションは?
・好きな事が分かっている人
好きな事に時間を使いまくり、突き抜ける

・好きな事が分かっていない人
行動し続けて、好きな事を探す
自己啓発は意味がないので、好きな事を探すことに時間を使う
 →一定の時間を設けて色々やってみて、好きかどうか、適性があるか判断する

■序章
・自己啓発がブームになっている
・自己啓発は胡散臭い、本当に能力は向上するのか
 →能力は開発できない、というがこの本の主張

■第1限 結論
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
自己啓発は意味がない、自分は変われない

ではどうすれば成功できるのか?
・伽藍(がらん)を捨ててバザールに向かえ
・恐竜の尻尾の中に頭を探せ
意味がよくわからないので解説をする

・今の世の中は頭のいい人が医者や弁護士などの高収入の仕事を独占
 →自己啓発をして自分の能力を高めても高収入の仕事を目指すが、自分の能力の大半が遺伝だから、努力しても自分は変えられない
 →結果、単調な作業の仕事になる
  →それが嫌なら自分の好きなことで生きていくしかない

言語を操る能力が高い人
数字を操る能力が高い人
 →このような人が高い収入を得ている

音楽が好きならばYouTubeで発信すれば最低限のお金はもらえるのではないか?
漫画家や小説、芸術も少しでもファンが付けば食っていけるお金はもらえる
AmazonやGoogleのプラットフォームを使いましょう

適切にかけた能力は学習や訓練では向上しない

■第2限 適性のない能力は努力では向上しない
行動経済学では、適正にかけた能力は学習や訓練では向上しない
下記の本でも同じことが言われている
・リチャード ドーキンス、利己的な遺伝子
・スティーブン ピンカー、人間の本性を考える

・知能の70%は遺伝で決まる、知能だけでなく、ほとんどの能力も遺伝の影響を受ける
・性格の半分は環境の影響。親の子育てとは無関係で、一旦獲得した性格は変わらない

・努力しても無駄なら何を支えに生きていけばいいのか?
事実を認めよ
自分に適した環境を探す=好きなことで生きていく

■第3限 考察
適性があれば伸びるという主張は理解できるか、適正があるがどうかをどのように判断できるのか?
どのポイントで才能がないと損切りするのか?
 →才能はないと認めたくない、現状維持バイアスがかかる
 →一定の期間を設けて結果が出なかったら損切りする

■私の感想
好きな事、好きじゃない事を探すためのヒントを下記に書きます。私は好きとか嫌いなんてそんなにないと思っていて、誰かの役に立っている、というのが働くモチベーションになると思うので、どの分野でも自分が貢献できている、役に立っていると感じているのであれば、その仕事は向いていると考える。

私は仕事の種類は大きく3種類あると考えている。
0-1の仕事、1-10の仕事、10-100の仕事。

0-1の仕事が得意な人は事業開発だったり、研究だったり、起業だったり、新しい価値を生み出す仕事である。起業もスタートアップに近い感じ。この仕事は自分は特別だと感じていて、自信があり、変化が好きな人が向いていると思う。ただ、自分の信念を大事にしていたり、自分が間違っているとは考えない事も多いため、会社では使えない、と思われることもある。なぜならば言われたことを行うのは苦手だから。俺が世界の中心だ!俺が世界を変えてやる!オラオラ!という感じの人はこの領域の仕事が良いかもしれない。

1-10の仕事は営業であれば新規顧客獲得、製品開発(設計)、システム開発(仕様策定、プログラミング)、事業コンサルなどコンサル系、起業などがあると思う。起業は既存のビジネスから新しい付加価値を追加する感じ。スタートアップというより個人事業主から始めて売上を上げていく感じ。この仕事は自分に自信があるけど、高いリスクは取りたくない人が向いていると思う。論理的な思考や仕事の進め方は極めて優秀だし、無駄がない。多くの人から優秀に映るはずだ。ただ、リスクを取らなすぎると老害化する、そして上司がアホに見える事があり、ストレスになる可能性もある。社内政治も大事にせねばならず、ストレスが多い。大企業で働く大半の人がここに該当すると考える。成績優秀、高学歴、少し挑戦的な仕事をしたい、でも自分の資産を失うのは嫌だ、という人はここの領域が良いのかもしれない。

10-100の仕事はルート営業、製品評価、品証、運用保守、事務などが挙げられる。この領域は与えられた仕事を100%無駄なく、やりたい人が該当する。リスクが非常に少ない割には仕事が尽きる事はない割には仕事によってはそれなりに高い給与も貰うことが出来る。ただ、挑戦的な仕事ではないため、やりがいを感じにくい事も多い。他の領域と比較するとリスクが少ない分、給与は低めになる。人をサポートしたい、という性格の人はここの領域が良いのかもしれない。

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