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成果をあげる人の8つの習慣『第1の習慣 なされるべきことを考える』

すべての者がエグゼクティブ

 エグゼクティブとは、エグゼキュート(execute)という、「執行する、実行する、遂行する、達成する」という語源から派生したもので、成果をあげる人のことだ。力仕事が大半を占めていた時代は、成果と仕事は決まっていた。従って、上が下に指示を出し、下はその指示に従えばいいというものだった。一方、知識や情報を使う仕事が中心となった今日、私たちの仕事は既に、「部下にただ命令すればいいというもの」でもないし、「上司の命令にただ従えばいいというもの」でもなくなっている。私たちの働き方は具体的にどのように変わったのだろうか。。ドラッカーはこう言っている。

知識労働者は意思決定をしなければならない。命令に従って行動すればよいというわけにはいかない。自らの貢献について責任を負わなければならない。自らが責任を負うものについては、他の誰よりも適切に意思決定をしなければならない。せっかくの意思決定が無視されるかもしれない。やがて左遷されたり、解雇されたりするかもしれない。だがその仕事をしているかぎり、仕事の目標や貢献は自らの手の中にある。従って、ものごとをなすべき者は皆エグゼクティブである。現代社会では、すべての者がエグゼ  クティブである。

時代は既に、「上から下への指示による組織運営」から「一人ひとりの責任による組織運営」に変わった。ドラッカーの言う通り、組織で働く一人ひとりが自分の仕事に責任をもつエグゼクティブである。一人ひとりが成果をあげる人である。

第1に身につけるべき習慣
 力仕事が大半を占めていた時代に必要な能力は、「上が決めたことを正しく行う能力」だった。しかし、情報や知識を使う仕事が中心となった今日、必要な能力は、「自分で何が正しいかを決める能力」だ。ところが、私たちはいまだに、「上が決めたことを正しく行う能力」に軸足を置き、「上が下に指示をし、下はその指示に従う」という過去の慣習から抜け出せずにいる。

 実際、部下本人に意思決定させるべきことまで、上司が首を突っ込んで一から十まで指示をしたり、自分の貢献に責任をもって意思決定しなければならないのに、上にお伺いを立て、上が決めたことに従う形をつくり、責任を避けているのが現実だ。これが、過去の慣習から抜け出せていない姿だ。成果をあげるために身につけるべきはどんな習慣なのだろうか。

 ドラッカーはこう言っている。
続きはこちらでお読みになれます。https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/2101/19/news012.html



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